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藤里写心大学三期卒業展スタート

藤里が主宰する写真スクール。藤里写心大学。
もう、一番最初からみたら10年超えてるという割と歴史のあるスクール、なのに「え?なにやってるの?なにを教えてくれるの?」みたいな感想を持つ方が多いらしい。知らんけど。

心で写す。心を写す。それをモットーに心を込めて写真に取り組みましょう、という校訓のスクールです。以上。

何かを教えて欲しいという人は、他のスクールへ行ってください。カメラの使い方が知りたければカメラの教室へ。テクニックが知りたいのならばそれなりの所へ。藤里写心大学とはそんなちょっと変わった人たちの集まりです。すべては自主性によります。すべては学びになるという感覚を持って一年取り組んでもらっています。よく僕がみんなに言うのは「え?頼んで来てもらったっけ?ちがうよね?」そうです、みんな自主的に「来たい」と思ってるから通ってくるのです。そこに学という姿勢で。
だから、ひっかかる。心にとまる。琴線にふれる。と思っている。そして、写真表現において一番やってはいけないこと。「ひとのせいにする事」が絶対の絶対にないよう、ひとりひとりを追い込んでいきます。それが僕のやりかた。経験からくる「絶対に形になる」という自信がそうさせるのかもしれません。

11月30日。卒業展がスタートしました。みんなこの日に向け、本当に頑張ったと思います。それは形に出てます。絶対に大丈夫。まずは、主宰の僕からのお墨付きを出したいと思います。是非、9名の個展を見にきてください。感じてやってください。

卒展の見所をまず入り口から。
☆研究生の藤田康伸 VS 三期原田英孝の一騎打ち。同じモデル「ことみ」さんを互いの想いで切り取っています。アプローチも表現も全く違う。どちらもことみさんへの「好き」は譲れない。違う形の好きを体感してください。

☆時計回りに上原連。かれは大好きなアーテイスト「はらあやの」さんを写しています。彼女のポートレイトを撮りたくて写心大学に来たというドラマの持ち主。やさしさ溢れる視線が心地よい。好きは原動力になります。

☆唯一のスタジオモノクロポートレイトを選択した平尾直子。一年間一貫してモノクロで表現しつづけた成果が出ています。女優「小野瀬みらい」さんとの緻密な作品です。絵画が好きな理由が分かるはず!

☆プロカメラマンであり、お坊さんでもある魚尾和瑛。どうしても仕事が多忙で思い切り出来なかった感があったのだが、最後の最後の撮影でどうやら自分をさらけ出せた様子。まだまだ足りないけどモデルの「山上ひかり」さんのリードで世界を創れました。表現は1人でするものじゃない。

☆一番の経験者、今西直樹。実は一番苦労したと思う。なんども僕に突っ返され、モデル「白桃鈴」さんともかなりぶつかったりしながら自身の奥底に眠っている想いと闘いました。その行為はとても美しく、儚い。もっと出来る、僕はそう思っていますがまずのスタートを感じてあげて欲しい。

☆最高の問題児、田中優子(褒め言葉)まったくの写真、カメラ、ド素人。想いだけで飛び込んできた肝っ玉キャラ。でもとても感性が強く、芯が通った人柄から作品もびっくりなものばかり。女優を目指す娘ちゃん「田中七海」ちゃんとしっかり向き合った、母娘のドキュメントポートレイト。写真を写す意味を再認識できるはず。

☆学内のムードメーカー木村守克。プロとして仕事をしている彼もまた、だれの為に写真を撮るのか、それをどうするのか、だれもがぶち当たる壁に見事にあたり僕の所に来ました。撮れちゃう人が、何か写せるようになるには実は相当な体力がいる。それを彼は楽しみながら、僕のデタラメなアドバイスを正面から受け取って、画にしてくれました。「北ほのか」さんとの息もピッタリ。
ストレートな想いが届く作品になりました。

☆心やさしく、とっても真面目。繊細かつ大胆な女子、黒田まさよ。一番最初に卒展作品を仕上げてきたやる気の塊。パタッと扉が閉まっていると思いきや、一度開くと全部を吸収するような飲み込みで学びが多かったと思う。そんな彼女は大切なモデル「黒川幸」さんと、一つのドラマを紡ぎました。これは完全なるフィクション。でも、なにかキュンとなってもらえたらと思う。展示方法も素敵です。

と、まぁ、親馬鹿のような見所をざっと書いてみました。

見てみたくなったでしょう?w

是非お越しください。

藤里写心大学3期生卒業展
「人を写す、ということ。」

2021.11.30(火)~12.5(日)
10:00~20:00(最終日~17:00)
ナインギャラリー
港区北青山2-10-22
(銀座線外苑前駅3番出口より3分)

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