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コロナ・インフルエンザ 患者数推移の見方


週ごとの感染数報告をまとめました。 感染症の増減を、過去の状況と比較しながら、今後の推移を予測できるようにしました。
下記、note マガジンをご覧ください。

発信の経緯

NOTEで情報発信を始めたのは、2022年12月27日からです。

インフルエンザ感染抑制とコロナウイルス|藤竿伊知郎 [2022-12-27]

新型コロナウイルス感染が注目される前、2019年暮れからインフルエンザ感染者が急減していたことが気になっていました。

インフルエンザとCOVID-19感染状況について、国立感染症研究所の定点報告と厚生労働省のデータを、2023年以降、整理して発信するようにしました。

それを元に、随時、まとめも発信してきました。

インフルエンザ感染状況の予測|藤竿伊知郎 [2023-02-07]

COVID-19感染はどうなるか|藤竿伊知郎 [2023-03-07]

感染症週報の見方 (インフルエンザ・COVID-19)|藤竿伊知郎 [2023-05-07]

第19週からはコロナウイルス感染者数も定点報告となりました。

コロナ・インフルエンザ患者発生状況・第19週報告|藤竿伊知郎 [2023-05-20]

その後は、週報としてデータを示すとともに、「咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が急増」(コロナ・インフルエンザ患者発生状況・第44週報告|藤竿伊知郎)など特徴的な出来事も記載しています。

状況認識

感染症対策で効果があったものは何かを検証して見直し、本当に重症者・死者を増やさないため対策を取ることを考え、データを見てきました。あくまで、現象の観察です。

 5類感染症である季節性インフルエンザとCOVID-19は、感染症法に基づき定点医療機関が週ごとに報告する仕組みです。インフルエンザ定点医療機関(全国約5,000カ所の内科・小児科医療機関)、基幹定点医療機関(全国約500カ所の病床数300以上の内科・外科医療機関)が指定されています。
 医療機関は、毎週日曜日までの感染状況を月曜日に届け出、厚生労働省は金曜日の午後、報道発表資料を公開します。さらにその1週後の金曜日に、IDWR(感染症週報)として解説付きまとめが出ます。

県によっては水曜日午後に定点報告データが公開されます。その場所は、各地の感染症情報(地方感染症情報センター一覧) | 東京都感染症情報センターにまとまっています。

 季節性インフルエンザは、この間も10月から流行が始まり1月第4週をピークとし、7月が底となる決まったパターンをとってきました。例外は、2022年8月に小ピークが生じたことです。
 COVID-19は、新しいウイルスが入ってきたときにピークを生じることとともに、1月・8月にピークを作っていました。エアコン使用で換気が悪くなる時期であり、空気感染が主な感染経路として注目されている、最近の知見に合致します。
COVID-19感染はどうなるか|藤竿伊知郎


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