「自分答えのつくりかた」を読んで

先日読んだ「自分の答えのつくりかた」という本がとてもよかったので、ここに記録しておこうと思う。


https://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E7%AD%94%E3%81%88%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9F%E2%80%95INDEPENDENT-MIND-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E5%81%A5%E4%BB%8B/dp/447800613X


全体を通して

物語の部分は飛ばし読み、コラムを重点的に読んだ。
意思決定や考え方についての方法論について学べた。
中高生向けなので読みやすく、社会に出たことのない私でも経験をもとに理解することができた。
書いてあることは社会人になっても役に立つもので、今読めてよかったと思う。友達にも紹介したい本。

本の内容

◉成長について
・周囲や自分の理想と自分の差を浮き彫りにして、「差を感じる機会」を積極的に絶えず生み出していくことが、成長していくためには重要。
・何かうまくいかない時、防衛本能で「調子の問題」「誰のせい」としてしまうと、成長は止まる
・次はどうすればもっとうまくいくか、自分に出来る最善のことは何か、を考えることに時間を割く。
・「たたみ込む力」は①思う②必ずやる③すぐやる④ちゃんとやる力
・なんでも、意義がありそうであればとりあえずやってみる。悩むと考えるは違う。

◉議論について
・出来る限りの最も優れた知見、情報、経験を集め、最適なタイミングで最適なメンバーで議論をし、限られた時間の中で決断を下す。
・他人の意見と理由を丹念に引き出す術を身につける
・感情は大切だけど、それに飲み込まれないように。心と頭のバランスをとる。
・反対する時は具体的に。代替案も出す。
・結論を先に伝え、後から理由を言う。
・重要な判断をする時は、他人にも自分にも「なぜそう思うのか」「どんな情報に基づいているのか」を問いかける癖をつける
・どんなメカニズムによって因果関係が生じているのかと言うレベルまで考え抜き、それが妥当なのか議論する

◉自信のつけ方
・自信を自分でつけようとしない。自然にたまる環境に身を置く。
・「これはおかしい」「こうあるべき」という思いが湧き出たら、自分の出来る範囲でいいから、実現に向けて何かしら仕掛けてみる。それが習慣になれば、自信がたまっていく。
・挑戦し、等身大の自分を受け止め、学ぶ。
・等身大の自分を受け入れると、他人との比較から自由になれる

◉考えること
・自分は、何がやりたいか
・どのように生きたいか
・どのような人間になりたいか
・どのような人生を歩みたいか

◉価値観の幹について
・想像し、考え抜く力
・視点の高さ、視野の広さ
・多種多様な人の言葉を聞き取り、思いを感じる力
・自分の思いを伝える力
・人々をある目的の実現のために巻き込み、動かす力
・他人の心の機敏を感じる共感力
・心の大きさ、柔らかさ
・ぶれない価値観、自ら作り上げた憲法
・思いが実現するまで、たたみ込む力
・答えが出るまで戦い続ける忍耐力、継続力、体力、精神力

↓IDPMを持つ人になると・・・
(IDPM:幅広い視野、教養、経験に基づいた自立した考えと価値観)

・自分の位置づけ、可能性、限界を悟る
・気負うのでもなく、諦めるでもなく、前向きに自分の出来る何かを自然に探し求め、行動を起こす
・幅広く深い教養、古今東西の多種多様な考え方と触れ合い、世界観の核を持っている
・好奇心があり、学ぼうという意欲が旺盛で、柔軟



自分のこと

ここからは、本の内容から考えたことを書いていく。
個人的なこと。今後に活かしていくため。本を最大限活かすため。


自分に足りないものは、特にこの四つだと思う

①たたみ込む力
②等身大の自分を受け入れること
③幅広い知識と経験
④心の大きさ、柔らかさ

あと、自分の憲法も考えてみたいな


①たたみ込む力について

「たたみ込む」は①思う②必ずやる③すぐやる④ちゃんとやる
特に、「すぐやる」の部分。ここが遅すぎる。
なんで遅いんだろうなぁ…

例えば部活のツイッター運用。
あのことつぶやかないとなぁ、と思って一週間が過ぎ、間が空きすぎて投稿しにくくなった。これが2回くらいある。

あとはラインの返信。どんどん溜まって、先輩にも後輩にも返信してない。
あぁ、来たのがずっと前すぎて逆に返信しにくい…

歯医者の予約もしてないや。
確定申告も、先延ばしにしている。
さっきも、お皿洗いの役目なのに全然やらないから怒られたっけ。

でも、驚くほどスピーディに始めることもある。

大学の時間割を組み始めるのは、部活の中の誰よりも早いと思う。
就活も早めに始めたっけ。
パズルやろうと思い立ってすぐに準備したり、昨日は習字もすぐに始めた。

この違い…

「ワクワク感」かも。

今後、もし先延ばしにしそうになったら、「それ」をした先に待っているワクワクすることを考えて、ちょっとやってみる。
ちょっとやり始めれば、自分のことだから夢中になってできるだろう!
よし、これは少しワクワクしてきた。レッツトライ


②等身大の自分を受け入れる

等身大の自分を受け入れることの難しさは、自分の弱さを認めることだと思う。
私は自分の弱さを他人に見せることが難しい。

本当は仕事ができない自分、自己顕示欲のある自分、性格の悪い自分、計画性のない自分、視野が狭い自分、知識がない自分、何も考えられていない自分。

ばれたくない。
なめられたくない。
すごいと思われていたい。
一目置かれたい。

この考え方がいつから、どこで生まれたものか、という点はまた今度書くとして・・・

他人に弱さをバラさずに等身大の自分を受け入れるってできるのかな?
これについてはいろんな人の意見を聞いてみたい。
等身大の自分を受け入れるにはどうすればいい?

本に書いてあったことをおさらいすると_

⑴自分の理想や他人と、自分との差を浮き彫りにして、差を感じる環境に身を置く
⑵できないことがあった時、防衛本能で他責にせず、問題の本質に目を向ける

とりあえずこの二点はやってみよう。
(1)は、なかなか勇気がいることだと思う。
けどRELATIONS(内定先)はこれが叶う環境だと思う。

そして、自分のできる範囲で、自分の弱さも人に少し見せてみよう。
時間はかかると思うけど。

そうすれば、働き始めてから、自分の力不足をショックではなく成長に繋げられるようになると思うんだ!


③幅広い知識と経験

これに関しては、社会人になってから養える部分は大きいと思う。
ただ、大学生のうちにもっと深めたいし、広げたい。

最近やっと、本を読むようになった。
本を読むことが本当に大切だと思う。読書好きの友達を見てて思った。
知識の広さと視座の高さが全然違う。

だから、この一年間で、なるべくたくさんの本を読んで知識を身につけたい。
小説も読んでいろんな感情に触れたい。
同時にアウトプットすることで定着させて、深めていく。

そのためにこのnoteを活用する!

④心の大きさ、柔らかさ

これは少し自信があるぞ
(心の大きさ、柔らかさだったら、部活の同期10人の中で3位以内には入ると思う)

だから、ここをもう少し伸ばしたい。

私は、価値観の合わない相手に対しても、相手の考えを理解し、共感しようとする癖がある。
これが相談相手に選んでもらったり、心を開いてもらったり、と役に立つこともあるのだが…

自分がまだまだだな、と感じる時は、価値観の合わない相手が攻撃的だった場合、攻撃的な部分に共感してしまう時。

例えば、議論で意見が食い違った時、相手が感情的になっていたら私もそこに飲み込まれてしまうのだ。

もっと心に余裕を持って、大きく構えることができれば、一旦冷静になって深い思考ができるようになると思う。

私が目指すのはそこ。
相手の感情に揺さぶられずに、冷静に、自分がするべきことを判断し発言する。
そのために、心を大きく、柔らかくする。

自分の憲法を考える

ここまでは自分の足りない部分に目を向けてきた。
次は、自分の幹の部分を考える。それが憲法!

憲法というのは、自分の価値観、みたいなもの。
考えてみました。

【私の憲法】
一条「自分の考えに常に耳を傾ける」
二条「人の心に常に目を向ける」
三条「現在地と未来を知る」

結構ちゃんと考えました。うん、しっくりくる。

どんなに困難な場面でも、この三か条は大切にしよう。

まとめ

渡辺健介『自分の答えのみつけかた』2009 ダイヤモンド社

https://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E7%AD%94%E3%81%88%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9F%E2%80%95INDEPENDENT-MIND-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E5%81%A5%E4%BB%8B/dp/447800613X

とてもいい本でした。
自分を見つめるいい機会になったし、ピラミッド・ストラクチャー(ここでは紹介していない)は思考を整理するのにとても役に立つ。

このnoteに記したことを、たまに読み返して、自分の幹を太く強くしていこう。
まだまだ課題は山積みだから、知識と経験を重ねて、成長していこう。


初めての本のアウトプットだったけど、得たものを定着させるのに良さそう。
またいい本があったらここに記録しようと思う。