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「他の方の質問やレッスンが、自分にも大きな変化を起こしてくれました」グループレッスンご感想9/4

9/4グループレッスン「舌の仕組み、動き」「タンギング基礎」のご感想をいただきまた。


・舌は筋肉の塊であるとともにあらゆる動きが可能な器官なんですね。舌の仕組みや筋肉のつながりを知ることで、舌の使い方による色々な影響がわかりました。

・他の方のレッスンで、適度な力の抜き方のアドバイスによって演奏が一瞬で激変したのが衝撃的でした。

・考え方を変えるだけで「一生懸命がんばっている演奏」が「ほどよくこなれた大人の演奏」に変化するのだとわかりました。

・他の方の質問やレッスンが自分にとっても大きな変化につながるのがグループレッスンの醍醐味だと再認識できました。


ありがとうございました!グループレッスンならではの学びをしてくださり嬉しいです。個人レッスンにはない気づきが沢山ありますね。タンギングはまだまだ奥が深いのでまた一緒に練習しましょう。


*ご感想全文

AT:今回のATグループレッスンのテーマは舌の仕組みと動きの探究ということで、楽しみに受講させていただきました。

まず驚いたのは、舌の構造がなんとなく「こうだろうな」と思っていた形状とかけ離れていた事です(喉の奥からぺらっとしたものが生えている印象)。舌は筋肉の塊であるとともにあらゆる動きが可能な器官なんですね。

また、舌の筋肉は喉や顔の筋肉に多少は繋がっているのだろうとは思っていましたが、まさか肩甲骨まで繋がりがあるなんて考えてもいませんでした。

舌の仕組みや筋肉のつながりを知ることで、舌の使い方による色々な影響がわかりました。

例えば自分の演奏で、頭が下がってきてしまう癖が出ることが多いのですが、その際タンギングしづらくなったり息が出しづらくなったりするのも舌の筋肉の繋がりが影響しているんだなと思いました。

次に楽器(ホルン)を吹いている最中の舌の動きをMRIで撮影した動画を観せていただいたのですが、とても興味深かったです。

出す音の高さによって舌の位置や形状が変わっていく様子がよくわかりました。初めはなんとなく「色々動くな〜」と観ていたのですが、だんだんパターンがわかってきて、「あ、これから高い音を出すんだな」「今度は低い音を出すんだろうな」と予測ができるようになってきました。

この映像で舌は思っていたより多彩な動きができて音に影響するのだということが分かったのですが、それと一緒に「音を出す時の準備の大事さ」も再認識できました。

MRI画像で音を出す前の口内の準備をする様子を観て、自分がよくやってしまう「準備なしに吹いて、音が出てから修正する癖」は直さないと、とも思いました。

そのほかにもクラリネットやボイスパーカッション演奏の際の舌の動きも驚くほど多彩でした。舌ってここまで形が変化するのだと知ることができたのと、演奏時の舌の重要性について認識できたのは大きいと思います。

その後のアクティビティの時間ですが、今回は参加者全員特にやってみたい事はなかったのですが、先生が「特になければけん玉をやることになります」とおっしゃって、聞き間違いかと思っていたら本当にけん玉の実践コーナーが始まりました。

何でもけん玉は楽器演奏に通づるところがあるとのことで、みんなで順番にやってみることになりました。

そのときに先生から頂いたアドバイスは普段ATのレッスンで楽器を吹くときに頂くものと同じで、身体の使い方や空間の使い方などなどを意識しながらチャレンジしていきました。

実際やってみると、苦手な技術をみんなの前でやるという緊張感は楽器演奏のそれとほとんど同じに感じました。

何回目かのチャレンジで成功したのですが、スパッとハマった際の「やった!出来た!」という嬉しさもクラリネットで苦手だったことができた時の感動と同じだったのが面白かったです。

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CLA:今回のCLAのテーマはタンギングについてでした。このテーマは1回で終わるものではないということで、今後数回にわたって取り上げられるそうですが、参加してみて今回があっというまに時間が過ぎていったのでなるほどと思いました。

初めに参加者でタンギングに対する悩みを色々とあげていき、それについての解説をいただきました。

各悩みについて、どうしてそうなるか、どう対策すれば良いかなど色々教えていただきました。それらの課題が色々とあがっていく様を見て、自分だけではなくみんな同じようなことで苦労しているのだと共感できました。

その後、発音についてのレクチャー(楽器を口に持っていくまでの一連の動作、筋肉の緩め方や息の上げ方、音が出る瞬間の口の使い方など)を参加者たちで順々に実践していったのですが、なかなか難しかったです。

なかなか成功しないのですが、何回かに一回「あ、できたかも!?」と思えた回は確かに音の発音自体がクリアで理想的に聴こえました。

参加者たちに見守られながらの実践なので緊張感もありなかなか成功しないのですが、そのチャレンジがとても面白かったです。他の参加者の方が「他の人に見られながら実践するのが良い経験になっている」とおっしゃっていたのですが、まさにその通りだと思いました。

自分にとってはなかなか難しいのですが、他の方が成功した時の音の変化も目の当たりにできてとても勉強になりました。この練習は普段の基礎練習にも取り入れようと思いました。

最後に個人レッスンの時間となりましたが、私は所属している楽団の曲で「急速なタンギングが難しい箇所」について見ていただきました。

その前までのレクチャーが白熱したため時間はあまり取れなかったのですが、演奏の際のアドバイスが自分にとって的確に頂けたので嬉しかったです。その箇所のタンギングが難しくなっている原因までわかって、その対策方法も頂けたので、本番まで間がないですが実践してみようと思います。

あと他の方のレッスンで、適度な力の抜き方のアドバイスによって演奏が一瞬で激変したのが衝撃的でした。

考え方を変えるだけで「一生懸命がんばっている演奏」が「ほどよくこなれた大人の演奏」に変化するのだとわかりました。

私も合奏で「演奏が真面目すぎる」と注意を受けることが多いのですが、悩みつつ性格だから仕方ないと諦めていました。でもこのおかげで「これかぁ!!」と目が覚めた気分です。

本番が近いのでどこまでできるかわかりませんが、この考え方を大事に持って行って演奏会を楽しめたら嬉しいです。

他の方の質問やレッスンが自分にとっても大きな変化につながるのがグループレッスンの醍醐味だと再認識できました。

タンギングについて1回のグループでは終わらない理由がよくわかりました。もっと詳しく知りたいので次も楽しみです。今回もたくさんの重要で面白い知識を持って帰れました。ありがとうございます。


グループレッスン、わずかに空きがありますので興味のある方はぜひご参加ください。

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