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「『この演奏なら踊れる!』と言っていただけたのが嬉しかったです」グループレッスンご感想・12/4

グループレッスンのご感想、続きます。

・(合奏中に焦っても影響が少なく吹けるようになって)少しずつ教えていただけたATが身についてきていることを実感できて嬉しかったです。

・(ATの重要ワード)「エンドゲイニング」についてはとても印象に残りました。過程を無視して結果だけ取りに行こうとすることで無理が生じるということには、思い当たる節が多過ぎました。

・(〇〇が苦手です・・と自信なさげにお話ししていた方が)「~~が得意で、みなさんに聞いていただきたいです!」と言った後の演奏に説得力が加わって聞こえたので、面白いし私もやってみようと思いました。
今度合奏の時に、苦手なフレーズの前で(言うのはちょっと恥ずかしいので心の中で)私この箇所得意なんだ!と宣言してから吹いてみようと思います。気持ちが前向きになって良いですね!

・他の方のレッスンの時に、目の使い方のアドバイスで演奏が変わったのも驚きました。譜面台を離して演奏(譜面を見に行って視野が狭まるのをやめる)と、譜面台を戻して演奏(目の表面よりも、後頭部で見た映像を認識しているのを意識する)に同じような効果が出たように聞こえました。

・(苦手な箇所を)「音楽としてではなく、ただの記号として捉えている」ことに気付きました。
そこで場面を想像しながら味わってみるつもりで吹いてみたところ、「苦手な箇所」が「音楽のひと場面」に感じられて、納得して吹く事ができました。何回も間違えていた箇所も、メロディーとして捉えたところ、間違えにくくなったのにも驚きました。
周りでみていた方から「指の跳ね上げも無くなった」と言っていただけました。「この演奏なら踊れる!」と言っていただけたのも嬉しかったです。

・普段からできる指のコントロール訓練の仕方を教えていただきましたが、これがなんとも難しくて…。速くやるよりもゆっくりとやる方が難しいというのも驚きました。

ありがとうございました!ATの効果が確実に出てきていますね〜演奏から生活にまで使えるAT、これからも実践してみてください。



✳︎ご感想全文

AT________________
今回は前回に引き続き、AT原理でした。
いつもの「前回からの変化発表タイム」で私は、最近の楽団の練習中、早いパッセージで挫折しそうなところを前回いただいたアイデアで乗り切れたことについてお話させていただきました。

合奏中に難しい箇所で指がうまく回らず、「ああ~、目立つところなのにいくつも音がハマっていない!」と焦った時に、ふと首や背中をガチガチに固めて視界を狭めて頑張ろうとしていたことをやめて、音楽に乗って体を動かしてみよう!と思いついて実践。

結果、音楽に乗れて楽しい気分で、苦手なところも指の運びが軽くなりました。吹きながら「あれ~?吹けている!」と気付きながら吹き終えました。
少しずつ教えていただけたATが身についてきていることを実感できて嬉しかったです。

今回もATの原理について教えていただいたのですが、「エンドゲイニング」についてはとても印象に残りました。過程を無視して結果だけ取りに行こうとすることで無理が生じるということには、思い当たる節が多過ぎました。

私は趣味でビーズ細工を楽しんでしますが、最近熱中し過ぎて背中が固まりすぎて辛いと感じていました。それについて先生に相談させていただいたのですが、先生のアドバイスで「過程を楽しんでいない」ことに気がつきました。

仕事の合間や寝る前などに作業する事が多いのですが、「あと何分しかない」とか焦って作業したり、出来上がりを早く見たくて、ものすごく早く作ろうとしたりと、趣味のはずなのに自分を追い込んでしまっていたようです。まさにエンドゲイニングですね。

先生のアドバイスで、ビーズ自体の綺麗さに着目して楽しんだり、時々邪魔(笑)しに来る猫に癒されて時間を楽しんだりという、ゆったりとした心の余裕が自分にはなかったと気付きました。

自分なりに楽しんでいるつもりでしたが、実は「追い込んでしまっている」ということもわかりました。時間に対する認識の変え方もとても参考になりました。

作品ができた後はとても嬉しいのですが、同時に背中にすごい凝りを感じつつ「あああ~疲れたぁ~!」となっていたので、これも改善できそうです。これは普段の楽器の練習についても同じだとも思いました。

CLA___________________
今回も引き続きタンギングについてでしたが、今回も他の方のレッスンで得る事が多くて参加のしがいがありました。

中でもとても印象に残ったのが、苦手なことをあえて「得意です!」と言ってみる事です。

先生が「~~が苦手で、~~するのも難しくて…」と言っている生徒さんに「では、今言っていることの真逆のことを言ってみましょう」とアドバイスされたのが衝撃的でした。

「~~が得意で、みなさんに聞いていただきたいです!」と言った後の演奏に説得力が加わって聞こえたので、面白いし私もやってみようと思いました。

今度合奏の時に、苦手なフレーズの前で(言うのはちょっと恥ずかしいので心の中で)私この箇所得意なんだ!と宣言してから吹いてみようと思います。気持ちが前向きになって良いですね!

他の方のレッスンの時に、目の使い方のアドバイスで演奏が変わったのも驚きました。譜面台を離して演奏(譜面を見に行って視野が狭まるのをやめる)と、譜面台を戻して演奏(目の表面よりも、後頭部で見た映像を認識しているのを意識する)に同じような効果が出たように聞こえました。

さらに、息の方向や低音を吹く時のアドバイスを受けた後の演奏がとてもブラッシュアップして聴こえました。音にさらに深みと艶が増して、リズムの安定感もあり、アクセントの付け方も自然で魅力的でした。

私の番では、楽団で練習している曲の苦手な箇所を見ていただきました。
あまりに指とタンギングが忙し過ぎて意識がホワイトアウトしそうになる箇所があるのですが、先生のアドバイスで自分がその箇所を「音楽としてではなく、ただの記号として捉えている」ことに気付きました。

そこで場面を想像しながら味わってみるつもりで吹いてみたところ、「苦手な箇所」が「音楽のひと場面」に感じられて、納得して吹く事ができました。何回も間違えていた箇所も、メロディーとして捉えたところ、間違えにくくなったのにも驚きました。

さらに、周りでみていた方から「指の跳ね上げも無くなった」と言っていただけました。自分では指を跳ね上げている意識はなかったのですが、「ここシャープ!この音はナチュラル!」みたいに吹いていた時はその音のキーを押さえることに必死で、楽器をガシガシ扱っていたのだなぁと気付きました。

さらに、アドバイスをいただいた後の演奏で、みなさんから「この演奏なら踊れる!」と言っていただけたのも嬉しかったです。

また、他の方のレッスンで、息の練習や背骨を意識したイメージの実践をしたあとの演奏の変化も印象的でした。

初め、すこし吹きづらそうなところが感じられたのですが、アドバイス後の息や体の使い方が楽そうに見えて、ご本人も「指が軽くなって楽になった」とおっしゃっていました。
結果、演奏がさらに優雅に聴こえて、音楽を楽しんで演奏されているのがとてもよく伝わってきました。

最後に指のばらけやすい箇所の対策としてコツを教えていただきましたが、ここでは自分の意思で指の動きをコントロールし続けることの難しさを実感しました。

普段からできる指のコントロール訓練の仕方を教えていただきましたが、これがなんとも難しくて…。速くやるよりもゆっくりとやる方が難しいというのも驚きました。

ゆっくりやろうとしても首がガチガチに固まってしまってなかなかできませんでした。時々いろいろな場面で思い出してやってみようと思います。

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