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【Twitterキャンペーン】初めてのキャンペーン開始直後にBANされた話【前半】

今年一年、仕様やアルゴリズムにさまざまな変化があったTwitter。
イーロン・マスク氏による買収でさらに大きく変わっていきそうです。


さて、2022年12月19日。
富士リプロ株式会社は二度目のTwitterキャンペーンを実施することになりました。
実はキャンペーンというものにトラウマ…というほどでもないけど、可哀想なエピソードを持っている弊社。

note初投稿には別の記事を用意していましたが、キャンペーンにまつわる思い出を振り返るには今日が良い機会です。
今年の夏の恐ろしい出来事を2記事にわたって綴ってまいります。

ご挨拶はまた後日。それではよろしくどうぞ。



はじめに

弊社は2022年1月にTwitterの運用を開始しました。
フォロワーさまが2,000名になった6月初旬、感謝キャンペーン実施を宣言。
それから1ヶ月経ってようやく概要を告知できました。

初めてのキャンペーンです。

7月8日(金)のこと……


満を持してキャンペーン告知したらアカウントが制限されてしまった。
企業公式アカウントとしてあるまじき事態。
何が起こったのか。そしてTwitter担当者の心情と行動は。


これは、制限解除までの12日間の記録――。



7/8(金)

6月にキャンペーンを行うと宣言しながらも実施できずにいたことへの不甲斐なさが募りに募り、このことを夢にまで見るようになりました。
もう先延ばしにはできなかった。
時は来た!そんな日でした。

15:07
 2,000フォロワーさま感謝キャンペーン告知投稿
15:08 注意事項を追加
15:16 賞品である級数表の説明を追加

16:00頃 異変が起こる

・2つ目の賞品の説明を追加しようとする
→できない
・RTしてくれたペリカン株式会社さまにリプライしようとする
→できない!

投稿しようとすると「送信できません」と表示が出る。
また調子悪いんやな、と思った。
「Twitter 不具合」で検索したり、端末の再起動を試したりした。

TLやDMの閲覧は可能。
不具合が生じているとつぶやくツイートは見つけられなかった。
TLはいつも通り、お疲れさまを言うツイートであふれていた。
どうも自分だけツイートやリプライ、いいね、フォローができない。


流石におかしいと思い始める。
プライベートのスマホからTwitterアカウントを確認する。
「このアカウントは一時的に制限されています」との表示。


自分が気付かないうちに自分の存在がツイッタランドから消されている
…ということを理解した。
何でか知らんけどシャドウバンとかいう、見えない罰を科されている。

これ他のユーザーから「良くないことをやらかした」認定されるやつでは?
生後半年程度の幼子法人アカウントになんて仕打ちを!と軽く憤った。


“不審な操作が行われた”に該当する様子でした。
上限を超えた投稿やいいね、フォローなどルール違反には心当たりがない。
年齢設定も問題ない。弊社は1979年設立、43歳の堂々たる中年。

キャンペーンがまずかったか?いや、そんなん聞いたことがない。
改めてTwitterのヘルプセンターの規約を確認し、情報収集を開始。

17:11 パスワードを変更
17:30 異議申し立てをする

以上を上長とメンバーに共有。
ごきげんなはずの金曜日の帰りは少し残念な気分だった。



7/9(土)

「#神田Twitter会」グループDMで異変に気付いてもらえる。

神田Twitter会とは、株式会社建設システムさまを会長とする組織をいう
オフィスナビ株式会社さま・ペリカン株式会社さま・アイタックソリューションズ株式会社さま・桜花媛-サクラプリンセス-さま・クラシス株式会社さまと弊社の7社が入会していた(2022年7月当時)
12月現在、ご担当者さまの変更などにより5社となる

今後頻出する「#神田Twitter会」

16:41 ペリカンさん「富士リプロさんのアカウント、大丈夫です。。。?」

近くまで助けが来ているのに、声も出せない身動きも取れない、自分がいることを知らせることができない状況ってのはこれか…と思いました。

と、同時に「#神田Twitter会」の存在のありがたさを実感しました。
概念のような「神田」という特殊な地名の括りの中で奇跡的に集まった、運用上手で、ユーモアがあって、マメで、義理堅い「中の人」6名が富士リプロを認識してくれているという事実。

温かくて距離感が絶妙な「#神田Twitter会」。
せめてこのメンバーには弊社が生きていることを伝えないと!
休日でありながら逸る気持ちを抑えられませんでした。



7/10(日)

社用とプライベートのスマホを頻繁にチェックする日曜日。
プライベートのTwitterアカウントから会社を検索するのは嫌なものです。
フォローしていないもんをやたらと目に触れさせようとするアルゴリズムに辟易していた頃でした。

でもそれどころじゃない。生還する道をさらに探る。

00:37 電話番号を追加(社用携帯)
00:43 2要素認証をオンにする

明日、営業部にも状況を共有しよう。
15時になっても解除されなければ、サブアカウント作成の許可をもらおう。
このときはまだ、3日間くらいの制限で済むものだと思っていました。



7/11(月)

・制限理由も制限期間も明確ではないこと
・制限期間は3日間という情報が散見されたこと
・制限されたなんてのは企業としての信用にも関わること
・本日15時に解除されなければ、サブアカウントを作成しても良いか

以上を営業部に全体に伝えた。上司からサブOKが出る。

15:00 ……
16:00 サブアカウント開設

「制限されたらいろいろいじっちゃダメ」という新たな情報を得ていたので、いじり倒した自分は延長戦を覚悟していました。

ヘルプセンターからは「対応までお時間いただく場合がございます」と当日に返信が来たっきり。
社内Twitter有識者複数名の「レアケースかも」という見解。
上司の「ネタにしてしまいなよ」というありがたい言葉。

そうやな、笑えるよな。初めてのキャンペーンでバァン!!されるとか。

志半ばで斃れし企業公式Twitter。
人知れず消ゆ。
めっちゃおもろい。けど冗談じゃない。


考えられる「シャドウバンの理由」

制限がかかった理由に心当たりがなかったわけではないんです。

選挙期間中の安倍元首相の銃撃事件。投稿が当日その後だったこと。
やっぱり考えました。こういうとき企業はキャンペーンを自粛するものか?
他社さまのキャンペーンツイートを大量チェックし、事件後の告知も相当数あることを確認して実施を決断しました。
ただ運が悪かった、と思う。

投稿内容がダメだったのか、タイミングが偶然良くなかったのか。
それは不明ですが、アカウント制限・凍結が相次いでいたあの時期、巻き添えを食らったんだろうと思うほかありません。

これ、復活したとしても「制限かけられたことがある」前科持ちってこと?
永久凍結されやすくなった、とかあり得るんでしょうかね?
爆弾を抱えたアカウントを運用する気持ち、わかるか?


サブアカウント開設

サブアカウントを作って口が利けるようになった。
・サブ作成の説明とお詫び
・仲良くしてくださっていた企業公式さまをフォロー

富士リプロ株式会社【公式/サブ】」なるフォロワー0のアカウントを速攻でフォローバック&おかえりの言葉をかけてくれた皆さま、ありがとうございました。

そしてキャンペーンを一旦中止とするご報告。

すでにご応募いただいていた方には申し訳なかったです。
(後日再実施の際、応募済みとして抽選のご対象とさせていただきました)


サブ開設後、キャンペーンをどうやって再開するか悩みました。
フォロワー数の少ない分家で実施するか、制限解除後に本家で実施するか。

当アカウントのキャンペーンツイート関連がシャドウバンの理由なら、本家で再開した結果、再BANされる危険性もあるわけです。
イチかバチか、永久凍結に近づく展開は痺れるなぁと思いました。
ちなみに、やらないという選択肢はありませんでした。



7/12(火)

12:28 状況を掲示板で全社共有する
アカウントが制限された経緯、制限されるケースの説明、対応について

ちなみに、このとき全社共有した簡単な報告文に自分の心情を大量に加筆したものが本記事です。

Twitter運用は半年程度とはいえ、せっかく投稿を続けてきたのにBANされて外聞が悪いし、見守ってくれている会社の人にも申し訳ないし、フォロワーさまが減っていくのも残念だ。

今後もずっとサブアカウントで運用することだって考慮しないといけない。
「@fujirepro」という最も洗練されたユーザー名がダメになって、「@fujirepro_sub」とか「@fujirepro_1」とかがメインアカウントになるのダサいな。
まじで嫌だ。

やれることがなかった。
とにかく制限が解除されることを祈るしかなかった。


後半へ続く…

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