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東京オペラシティ「STORIA Ⅲ 井上道義と服部百音のタッグマッチ」コンサート

この投稿は2023年12月31日(日)の深夜ですが、すでに2024年になっているかと思います。

本年もよろしくお願いいたします

少し前に行ったコンサートです。
2023年12月12日(火)18時半、

東京オペラシティコンサートホール:タケミツ メモリアルで催された「STORIA Ⅲ 井上道義と服部百音のタッグマッチ」というコンサート。

出演者はヴァイオリンが服部百音もねさん(24歳)、指揮者が井上道義さん、司会はYoutubeでクラシック音楽を解説しているnacoさん、特別ゲストが元首相の小泉純一郎さん、演奏が約30名からなるStoria Special Orchestraの方々。

〈プログラム〉
キラール「オラヴァ」
ペルト「タブラ・ラサ」
ヴォルフ「イタリア風セレナーデ」
バーンスタイン「セレナーデ」

服部百音さんによると、かつての「STORIAⅠ」はデュオ、「STORIA Ⅱ」はトリオだったのが「STORIA Ⅲ」ともなると、ほうぼうから「もっと芸術家たちで何かやろう」という声が上がり、師匠である井上道義さんへの「恩返し公演」というコンセプトとなり、

「Ⅰ」「Ⅱ」では服部百音さんが自分で司会、解説も担当していたところですが「Ⅲ」では挑戦的な曲の演奏に専念するために、司会担当としてnacoさんに参加していただいたそうです。


井上道義さんが今回のプログラムに選んだ曲はバーンスタイン「セレナーデ」以外は、皆さんが知らないだろうし、聴いたことがないだろうけれど、それを狙ったわけで、そこがいいらしく、コンサートでしか味わえない、限られた空間で(知らない曲に対して、なんだこれは!と、とまどうような)皆いっしょに感じる雰囲気「これが好き、これこそが現実、本当に自由であるから」と、今回のコンサートの聴きどころを解説されていました。

そして、演奏者というのは音楽という言葉で情報交換し、音楽へ身を捧げて、そういう姿勢は、はたから見ると「イビツ」だろうなとも。


小泉元首相の音楽との関わり合いは、学生の頃、音楽の先生に「ヴァイオリンをやってみなさい」と言われて挑戦してみたものの、弾けたのはハイドンの「おもちゃのシンフォニー」くらいで、チャイコフスキーともなるとノコギリのような音となり、演奏者となることはあきらめたそうです。

nacoさんは曲紹介以外は、この3人のものすごいパワーの会話に口を挟めずにいたようで、それは、まあ、そうなりますよね。

〈アンコール〉は、パガニーニ作曲「窮動きゅうどう」です。リンクしたYoutube動画のとおり、さり気ない井上道義さんの指揮で演奏が始まり、服部百音さんが演奏しながらステージへ現れ、帰ろうとして客席を離れた一部の観客たちも急いで席へ戻ったりしている状況で、演奏後半には(たぶん、井上道義さんの体調を思いやっての)やり取りの後、指揮者が途中退場してしまう演出が観客の笑いを誘っていました。

Youtube動画で聴くと、コンサートとはまた違った印象ですが、いずれにしろ、オーケストラ、指揮、服部百音さんの演奏に心がかれます。



最後に、

私には2人の息子がおりまして、名前はコータゴンとカズゴン(仮名)と申します。

そのカズゴンは服部百音さんと同い年です。


読んでいただき、ありがとうございます。

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