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■必死に生きる【第十話】

■喘息持ちの方、もしくは喘息を患っているお子さんのご両親の方へお伝えしたいメッセージ

 もしかすると、喘息は「重い病気」ではなく、「思い病」なのかなと考えることがあった。どのような病気であっても、病気の「気」の字を取ると「病」となる。病気は気と切っても切り離せない関係。病と気に区分できるとしたら、「気」をなんとかすれば、病気の半分は治ったも同然と言えるのではないかと考えた。今、このような考えができて、言葉にまで表現できているが、喘息で苦しんでいた頃には、そんなことすら考える余裕もなく、発信なんてする余裕もなかった。つまりは、どんな病気も「気」の持ちようだと言いたいだけである。「気」を攻略できたなら、病気の半分は治ったも同然なのだと、みなさんにお伝えしたかった。この第十話では、最後のまとめとして喘息の発作を少しでも軽くするポイントを私の経験をもとに、まとめました。一度発作が起きると、すぐにはおさまらないことが普通ですが、このポイントで少しでも早くよくなるように実践していただきたいと思います。

■[喘息の発作を軽くするポイント]  

※喘息の発作を抑える薬を服用しても、しなくても試していただくことで、症状改善を期待しています。

★飲み物について

■ 温かい飲み物をなるべくゆっくり、少しずつ飲む(喉および身体の内側から温めるような気持ちで、ゆっくりと)

■ 温かい飲み物は、生姜湯や葛湯などのとろみのある物を選ぶ

★食事について

■ 温かいうどんを食べる(身体の内側から温め、しかも体温上昇を持続します)

■ 温かいうどんのスープをゆっくり飲む

■ お粥をゆっくりペースで食べる

★身に着けるものについて

■ ネックウォーマーを付ける(汗をかくのでタオル生地が良い)。

★姿勢について

■ 座椅子に座り、膝にはお布団をかける (発作中は、座った姿勢の方が呼吸が楽になる)

以上のポイントはごくごく簡単な内容ですが、私が、継続的に行ってきたことです。他にも発作を楽にする方法があると思いますので、参考にしていただければなと思います。好き嫌いや個人差もありますのでね。

私は、特別な特効薬を使用したわけでもなく、ごく普通の生活に上記の発作対策をとっていただけです。あとは、積極的に活動をどんどんやっていたら、不思議なことに年々喘息の発作頻度が低下していったのです。活動的なことをすればするほど、喘息に対する恐怖感も薄らいでいき、私の場合、単なる風邪と同じレベルに感じるようになったものです。大人の方であれば、いろんなことを参考に試してみるのも良いかもしれません。しかし、小さなお子さんの場合、周りの大人からの受け身で発作の対処しなくてはいけない状況が多くなります。私もその経験から、周りの大人が喘息の発作の特徴や発作を軽くする工夫のポイントを知っておくことが大切だと思いますので、ぜひ、本記事を参考にしていただきたいと思います。

 喘息持ちの皆さんと、身近にいる喘息で苦しんでおられる方々の体質改善と、喘息発作が軽くなるようにお祈りし本編のラストとさせていただきます。最後まで読んで下さりありがとうございました。ほっし校長

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