わたしの心 三十四話 特別回

画像1 ■ここから、新たな人生を始めることにする。何かに躓いたとき、思い悩んだとき、一旦体を休めて、揺らぐ心を落ち着かせるためにしなくてはいけないことがある。
画像2 いつもの喧騒から離れ、静寂に包まれた、人里から遠く離れた場所に向かう。そこは、以前から気になっていた場所。行くと、そこが、自分自身にとってのパワースポットだと気づくはず。静寂に包まれながらも、どこからか、私を見守ってくれているような、あたたかい気持ちが、伝わる感覚が不思議な感じだった。ここは、私が望んだ場所。やっと来ることができたという、満足感に満たされた。とても大きな安心感も感じた。
画像3 お寺に通じる坂道は、現在の空間から、異空間へのアプローチ。坂道を登っていくと、大きなお堂が見える。聞こえてくるお経とともに、顔の右からとても強い光を感じた。東の方角の小高い山頂にそびえる白く立派な塔。
画像4 そこから差し込む光が、私に語りかける。ここは、全てにおいて不思議な空間だ。遠く離れた、四国霊場八十八箇所と、つながる塔。とても神々しく、それでもってとても優しい感覚を得た。なぜたか涙が出てくる。私はここから、新たな人生を始めるのだと、約束するためにたどり着いた場所。

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