わたしのSTARBUCKS LIFE 四話

画像1 私がスターバックスに通い続けてきた理由を語る。私が幼少期に多くの時間を過ごした街、広島県呉市。港町の呉市は、昔の煉瓦造りの倉庫街が、今も見られるレトロな街並み。海上自衛隊の拠点都市でもあり、海上自衛隊呉史料館 くじら館なども有名である。
画像2 そんなレトロな雰囲気が呉市の魅力だ。私が幼少期にいた頃、当時のパン屋さんには、軍艦カレーパンがパン屋さんの名物であったことを思い出した。また、煉瓦倉庫街周辺には、喫茶店が建ち並び、そのレトロな雰囲気がとても気に入っていた。喫茶店で注文するのは、食事ならナポリタンスパゲティか、サンドイッチ。ティタイムであれば、ケーキと紅茶と決まっていた。
画像3 レトロな煉瓦造りの喫茶店の二階に上がり、小さな小窓から、呉市の通りを眺めると、子供ながらに、「自分だけの隠れ家」を満喫できた。心の中では「大人になったら、自分だけの隠れ家の喫茶店を見つけたいな」と考えていた。今でも、当時の喫茶店が懐かしく思い出される。煉瓦造りの喫茶店の外壁には、薔薇の蔦が這っていて、二階の小窓にまで伸びていた。赤い薔薇の花びらと、深緑の葉っぱ、そして煉瓦との色のコントラストが港町呉市の風景を思い出させてくれる。
画像4 知り合いの呉市出身の映画監督が語っていたことを想い出す。「呉市の昼下りに差し込む光は、どの地とも異る独特の雰囲気を醸し出してくれる。この地でしか、撮れない映像がある。」
画像5 私の隠れ家の再現が、ここにある。

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