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はんもんハロウィン2020 「Trick Or Treat!」制作メイキング

 ある日pixivを見ていると、はんもんハロウィン2020という企画内企画の投稿を目にした。

 これは、出されたテーマに沿って絵を描き、投稿して楽しむという、毎年行われている企画内企画、つまるところ、絵の投稿イベントである。
 僕はこれまで、こうしたイベントを知ってはいても、描きたいものが思いつかなかったので、積極的に関わってはいなかったのだが、Blenderをはじめ、いろんな表現方法が身についてきたので、これを機会にひとつ、絵を描くことにした。

 そういうわけで、まずはルーズリーフに下書きを描き、スキャンすることにした。

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 はんもんは、他のユーザーが描いたはんもんたちを、自分のはんもんたちと交流させることができるのが醍醐味なので、今回は僕のはんもんであるニースとシリュクとともに、はんもんの主催者、いのぽけ氏のチコタちゃん、カナクチさんのジュゼッペくん、羽音さんのチャシェル・ガーランドちゃん、サルビアさんのネオンくんを描かせて頂くことにした。

 ハロウィンの絵なので、それぞれ、黒い闇医者、ヴァンパイア、バニーガール、マッドサイエンティスト、ピエロのような雨がっぱ、コウモリの姿をしたスーパーヒーローの仮装をさせている。
 元ネタは言わずともわかるだろう。
 彼らが集まって、記念写真を撮っているような感じにしようと思い立ち、このようになった。

 さて、スキャンした絵をもとに、Photoshopでさらなる下書きと清書を行い、同時にBlenderで、ニースとチコタが座るジャック・オー・ランタンとお化けの置物、さらに墓石をモデリングし、こちらの記事と同様に、fSpyの機能で位置調整しながらレンダリングした。

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 ジャック・オー・ランタンとお化けのモデリングでは、はじめてテクスチャペイントを使ったが、かなりうまくできたと思う。

 これを合成して色や位置を調整、さらに写真を加工し、ブラシを駆使して背景を描けば、「Trick Or Treat!」の完成だ。

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 シェーダーやレンダリング設定のおかげか、CGモデルが思った以上に馴染んでいて、我ながらとてつもなく驚いている。
 これはなかなかいい感じなので、これからも積極的に使っていきたいところだ。

 それから、個人的に描きたいと思っていたはんもんたちを描けて楽しかった。
 好評であれば、今後もこういったイベント企画に沿った絵を描いていきたい。

 というわけで、次回もお楽しみに!

おまけ
 今回は特別に、背景として使用したジャック・オー・ランタンとお化け、墓石をプレゼントしちゃうぞ。
 下記の圧縮ファイルをダウンロードして、是非とも作品制作の参考にしてもらいたい。
 なお、墓石の絵は後にPhotoshopで無料素材のデカールを貼り付けたものであり、実際のモデルには描かれていないので、ご了承いただきたい。

 それではみなさま、ハッピーハロウィン!


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