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Vol.5三流ディレクターが一流のVTRに感銘!EVISBEATS【MV】ゆれる feat. 田我流

曲名とは、裏腹に・・・曲調もMVも激しさとは無縁
ただ、確実に見ている人の心が揺らされる作品

歌詞と曲が素晴らしい

「この心がゆれる時がある
 それはバイト帰りのサンセットだったり
 本の中に答えを見つけた時だったり
 季節の変わり目を感じた時だったり
 またはステージの上でHIGHな時だったり
 好きな娘とまったりな時だったり
 たまたまDIGした一枚のVINYLだったり
 感動して落ちた涙だったり
 生きてるって実感を味わうその瞬間
 ほんの一瞬、その一瞬を求めて
 猫みたいなBITCH 追いかけるのに必死
 人生の見せる美しき1シーン」

何気ない日常に心がゆれる瞬間があるとうたった名作
そして、曲の世界観を壊さない映像も素晴らしくて
始めた見たのは6年ぐらい前だが今でも時折、見返したくなるMV・・・

とにかく、ご飯を食べる。部屋を掃除する。
そういった何気ない日常がこんなにも素晴らしいんだ!
と思わせてくれるMV

個人的には、お香をたくシーンが印象的で
見るたびにお香が欲しくなる・・・

ただ、田我流さんの日常を切り取っただけのような食事シーン、
お香をたくシーン、駅前で自転車をのるシーンとゆるい場面を
つなぎ合わせてるだけなのに・・・
曲とのシンクロ率が高く素直にかっこいいなと思える

LE SSERAFIMのMVを見た後
「ゆれる」を見ると・・・あまりのお金の規模感のギャップに
ちょっと笑ってしまうが・・・

「ゆれる」は、下手したら1人の監督がカメラマン併用で
 撮っているんじゃないかと思わせる

ただ、不思議とチープさは感じないし
天気が曇りなのもむしろ曇りでいいなと思ってしまう

日常生活を曲にはめているだけなのに、
不思議と読後感が生まれる

映像の文脈をよく見ると
お出かけ前の家の様子
→お出かけして駅で友人と会い自転車を乗る→帰宅シーン

大枠の行動の流れとしては、最低限の場面転換を起こして
起承転結を起こしてはいるが・・・それでも、読後感が生まれるのは
歌詞を具現化した映像が続くからだろうか・・・

映像が曲の世界観を壊さず添え物のように流れていく・・
これだけで、秀逸! 本当は最後の家路につくシーンの後ろ姿で映像的には終わった感を出せるので、終えれたはずだが・・・

ここから映像監督の演出がはまる
サブリミナル的に市井の人々の姿をフラッシュさせていくので・・・

まるで、歌詞の世界観はみんなにあてはまる事ですよね
というメッセージ性が急に出てくる

僕のような三流ディレクターには到底思い付かない案だ
大拍手!!


「今日は残りの人生の始めの1ページ」素晴らしいフレーズを胸に刻み うだつのあがらない
三流動画ディレクターの日常に戻ろう・・・

PS
画像をcanvaのAIで自動生成してみた
「ゆれる お香 朝食 目玉焼き 古民家」だとこんな画像が出来上がる

面白い・・・技術の進化が面白い。
もう少し若い時に今の技術を学びたかった









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