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 私の著書「ある日チョーミーと」を愛してくださった方々に悲しいお知らせがあります。情勢も情勢なので気落ちするような悲しいお知らせは見たくない方は読まないようにして下さい。

 2021年1月28日に「ある日チョーミーと」に出てくる猫の「チーズ」のモデルとなった私の愛猫のチーズが亡くなりました。享年わずか6歳。肥大型心筋症でした。
 2019年10月末に呼吸の様子がおかしい事に気付き病院へ、そこで病気が発覚し病気発覚から1年3か月、闘病、投薬、介護の日々の末、亡くなりました。

 そして、さらに悲しいお知らせです。
 一部の方には個人的にお伝えしていたのですが、「ある日チョーミーと」の主役猫として登場した「チョーミー」もすでに亡くなっています。2018年2月の事です。享年は15歳。

 チョーミーが亡くなった事をSNS等で「ある日チョーミーと」を愛してくださった方々にわざわざ伝える必要があるのか、ないのか…随分迷って今日まできました。楽しく愉快な漫画として描いた「ある日チョーミーと」にそんな悲しいお知らせをしても良いものかどうか…。
 日付を見ていただくとわかると思いますが、チョーミーが亡くなってから2年しないうちにチーズの病気が発覚し3年経たないうちに死んでしまいました。

 チーズの病気が発覚する直前の2019年10月25日に「ある日チョーミーと」の電子書籍が配信開始となっていました。私はその後、色々な動揺を飲み込み漫画の宣伝の為に、すでに亡くなってしまったチョーミーと、病気で明日をも知れないチーズの楽しくて愉快な漫画やイラストをSNSなどにあげていました。
 チーズは肥大型心筋症でしたが本人にその自覚がほとんどなかったのか、いつも通り元気でやんちゃな様子で、私はどうにかそれを心のよりどころにして宣伝活動などに従事していました。しかし肥大型心筋症という病は心臓の病気という事もあり次の日には突然…という事もありえます。心臓の不調からチーズは肺水腫にも足を踏み入れている状態で毎日毎日チーズの呼吸数に目を光らせる日々でした。
 過ぎてしまったチョーミーの死と、これから来るであろうチーズの死に向き合い続ける日々を送っていました。

 この文章を書いているのは2021年1月29日、昨日チーズが亡くなり、今日のお昼に火葬しお骨となりました。

 私はもはや二つの死を抱えて、それを隠して漫画の宣伝をする事はできないと考え今回のお知らせを描くことにしました。

 今回の文章を読んでしまって不快な思いをしてしまった方がいましたら大変申し訳ありません…。
 そしていつも応援してくださった方々にはとても感謝をしています。電子書籍を購入してくださった方、SNSをフォローしたりスキやイイネやコメントを下さった方々、ありがとうございました。

 SNSでの活動を止める事はないと思いますので、今後もどうかよろしくお願いします。SNSにあげている「ある日チョーミーと」の漫画やイラストもこれからどうするかはわかりませんが、再開する事もあるかもしれません。もちろん前と同じ気持ちでという訳にはいなないとは思いますが…。

 前に個人的にチョーミーの死を知らせた方に「漫画という媒体で自分の猫を残す事が出来たのは良かったのかもね」という事を言われたのですが、その通りかもしれません。

いただいたサポートは今後の活動の糧にさせていただきます。