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一棟借上げ、どこかのアパホテルより ③

東京都には24時間対応してくれる発熱相談センターというものがある。
金曜の夜に電話した時には、『発熱がなく、嗅覚・味覚障害だけならPCR検査はないかもしれない』との回答であった。

日曜の夜には叔父が発熱。時間差で食らった感じだ。

月曜の朝、保健所に叔父が発熱した旨を伝えてすぐにPCR検査の予約を入れていただいた。一通りのやりとりが終わったあと、おまけのように私の症状について伝えると、同じくPCR検査の指示。
どうやら、濃厚接触者でない方で発熱もなく味覚・臭覚障害がある人はPCR検査が受けない(というか、受けられない)が濃厚接触者は例外らしい。

動物を飼っているため全員が家を空けるという状態は避けたく、我儘を言って地元の病院で受けられるよう手配をしてもらった。また、陽性判定の日にちがずれるとホテルに入る日取りもずれ込むので、1日でも自宅にいる日を延ばしたかったというのも本音である。

叔父は保健所の支配下にある検査所で行ったということもあり、午前中に検査実施、その日のうちに陽性の回答があった。私は同日の夕方に検査を行い、その翌々日に回答があった。

ちなみにPCR検査は2回体験したが2回とも異なる方法で検査が行われた。
1回目、保健所が指定した検査所では鼻の奥に長い綿棒のようなものを突っ込んで行う方法。
2回目は基準量まで唾液を採取する方法。これが結構根気のいる作業で、想像していた以上の量を出さないといけなかった。

私の住んでいる自治体では陽性判定後、最短2日で病院もしくはホテルがあてがわれる。
先にホテル療養を行っている家族がヒィヒィ言っているのをみて、入所日まではフリーズドライ味噌汁やペットボトル飲料などをかき集めておいた。(置き配、本当に感謝しています)

保健所から連絡があり、私は地元に近いホテルに収容されることとなった。

④に続く。

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