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一棟借上げ、どこかのアパホテルより④

家庭内感染は本当に厄介である。
家族がPCR検査を受けることになったらまずは自主的に外出自粛を行う。
その家族が陽性判定となると、同居している家族は全員濃厚接触者となりPCR検査を受けなければならない。(同じ建物に住んでいても、玄関が別、廊下を共有してなければこの場合ではない)

検査所までは結構な距離があるのに、公共交通機関は使えないし、タクシーだって断られる。我が家は幸い、自家用車と電動自転車があったので何とかなったがかなり厳しい人もいると思う。

このPCR検査で陽性判定と陰性判定に分かれた場合。
陰性判定の人は陽性判定の人たちが家から各療養先に出発する日まで最終接触日が更新されていく。2週間の自宅待機(健康観察期間)の開始日がずっと後ろ倒しになっていくのだ。
そうなるとこの時点で無症状、陽性判定でいたほうが俄然、外出日が早まるわけである。なお、陽性判定者は無症状の場合は陽性判定が出た日から、症状があればその症状が現れた日から10日間が療養期間となる。(濃厚接触者より早いのかよ)

病院・ホテル収容の段取りは、空き具合、専用の車で送迎するためその調整によって揺らぐ。
収容前日の夜くらいに行き先が決まり、次の日にいつ迎えが来るか連絡があるケースや、朝に収容先の決定連絡があり、その日のうちに収容されるケースもある。


送迎時間が決定した後は送迎車の運転手さんと連絡を取り合い、時間ぴったりに近所の目を避けながら車に乗り込むことができた。

⑤に続く。

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