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真庭市訪問2

←前日の真庭市訪問1

真庭市の2日目。宿泊した「青木本家」はとても立派なお家でした。大人4人が泊まっても十分に余裕があります。

青木本家

でも我々こどモードなチームは素泊まりなのに朝食のことをまったく手当していなかったので、最初の予定の前に外で朝食をとることに。ここまでまったく店らしき店がある道は一切通らなかったのですが、車で15分ほど下りていくと真庭市の中心部に行くことができ、なんと朝食がマクドナルド。笑

午前の訪問地は真庭市教育委員会。教育長さんらに我々の趣旨や前日にお会いした方々との対話からの気づきをご報告させていただきました。教育長さんもこれからの教育は「遊びから生まれる学び」を大事にしていきたいと仰っしゃり、向かっていきたい方向は同じであるということがわかりました。真庭市には素晴らしい「変人」の方々がいらっしゃることと合わせると、これから新しい良いチャレンジをしていける素地は十分あるように思えました。

お昼は「あぐりガーデン」を訪問。それまで物販のお店だったところにレストランやイベント会場等が拡張されて29日にグランドオープン予定。先週からレストランが仮オープンしており、この日は庭造りが盛んに行われていました。庭造りでは著名な造園家の方が設計されたそうで、2階の半屋外イベントスペースと地上とをつなぐスロープの脇に造られた小川や、イベントスペースの隣の庭の雑草原っぱ的な設えなど、協生農法的なランドスケープに興味を惹かれました。

美味しいランチをいただいて、マネジャーの方と少しお話。ここも地域の子どもたちの学びにこの施設を役立てたいというお気持ちがあると伺いました。お店や飲食業などに興味を持つ学び手もたくさんいるでしょうから、そういう探究に場を提供してくださる人がいらっしゃるのもありがたいことですし、そういう学び手たちの集いの場にもなっていくとすばらしいですね。

続いて夢創工房を訪問。

夢創工房

ここではご案内くださった先生のプロジェクトに関する木工品を製作してくださっているという名人にお会いしました。工房の入り口には製作中の神棚が。

製作中の神棚

「どうやったらこんな曲線作れるの?」「どうやったらこの木組みをピチッと噛み合わせられるの?」と感心することしきりです。木材加工専門の先生が色々質問しては「マジっすか!?」を連発していたほど。

名人の後ろ姿

その名人の真面目な作品の数々もすごいのですが、「作ってみた」というゲームのコマや立体パズルなども半端ない出来でまたすごい。こういう方が作業しているのを間近に見ていたらやってみたくなる子も出てくるに違いない。

素人でもカンナでヒノキの箸を作れる治具がありました

帰り際に近くの廃校、別所小学校跡を見学させていただきました。ここでは糸ノコが数台置かれた部屋が残されており、名人が木工教室を行うこともあるそうです。うらやましい。

過去に実施された木工教室

そうこうしているうちに予定の時間をオーバーしてしまい、廃校前で現地解散。ある先生は岡山市へ、別の先生は松江へ、私は西粟倉へと3方に別れました。

今回の訪問でいろいろな面白い人にお会いすることができましたが、振り返ってみるとほとんど男性でした。ここに小学生から大学生までが加わるとしても、大人の側のダイバーシティがもっと増やせるとさらに可能性が広がるのではないかとも思いました。

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