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MMFと債券の使い分け【お客様からの質問シリーズ㊴】

こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。

今はMMFと債券のどちらも利回りが高いので、どう使い分ければいいか分からない方も多いと思います。
今回はMMFと債券の賢い使い分けについて解説します。


(1)MMFとは

投資信託のひとつで、MMFは「Money Market Fund」の略です。

中身は格付が高い短期の国債や、コマーシャルペーパーなどで運用されています。比較的安全性が高いですが投資信託のため元本保証ではないです。その通貨の金利水準が利回りに反映されます。
以下の図はMMFとドル建て債券の比較です。次から詳しく説明しています。

MMFとドル建て債券の比較

(2)利回り・満期

以下の図はMMFの中身です。コマーシャルペーパーという財務内容が良好な大企業が事業に必要な資金を調達するために発行する、期間が1年未満の超短期社債で運用されています。

償還が近いものが多く、常に新しいコマーシャルペーパーに入れ替わるためMMFに満期はなく、MMFの利回りは市場の短期金利に連動します。

中身の入れ替えが頻繁に行われるのでMMFの利回りは債券の利回りとは異なり投資後に変動します。「直近7日間の年換算利回り」として、証券会社などのWEBサイトで公表されています。

ニッコウMMF
https://www.smbcnikko.co.jp/doc-pdf/0099_001.pdf

(3)インカム・複利運用

MMFはインカムゲインを受け取ることはできず、発生した収益は月末に自動で再投資されます。MMFは利回りは変化しますが自動で複利運用をすることが可能です。

債券のインカムは自動で再投資をすることはできず、ご自身で再投資先を選定し、実行する必要があります。
証券会社によってはご自身で設定していただくことで債券のインカムで外貨建MMFの自動買付をすることが可能です。

(4)MMFの使い方

MMFの利回りは短期金利の変動に左右されてしまうので再投資先が見つからない際の短期的な避難先としての活用が良いです。
例えば、利金をまとめて債券へ再投資する場合の一時避難先としてMMFも候補にあがります。利回りの変動はありますが安定した運用が可能で解約後は翌営業日受渡しなので流動性も問題ないです。

現在の金利水準で長期的に利回りを固定したいのであれば、MMFではなく債券のほうが良いです。

(5)まとめ

債券とMMFを比較すると色々な違いが見えてきたと思います。それぞれの良さがあるので上手に使い分けをしましょう。

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