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米国債だけで良くね?【お客様からの質問シリーズ⑰】

こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。

アメリカ10年国債の利回りが4%を超えているので「債券ポートフォリオは米国債だけで良いのではないか?」というご質問をいただくことが増えたのですが、個人的には米国債だけではなく社債にも投資すべきだと思っているのでその理由について書いていきます。


(1)社債のデフォルト率が高いわけではない

以下は格付けごとの累積デフォルト率のデータになります。
投資適格格付けのBaa(BBB)の5年間のデフォルト率は1.23%、10年間のデフォルト率は3.09%で、格付けBBB以上の投資適格債であればそこまで高いわけではないです。
それでもデフォルト率を低下させたい場合は米国債の比率を上昇させると良いです。

格付けごとの累積デフォルト率
出典:MOODY’S INVESTORS SERVICE

(2)社債利回り上昇の恩恵を受けないのは勿体無い

米国債で現在4%台の利回り水準ですが、格付けがそれなりに高い企業の社債に投資をすることで5%台の利回りを狙うことも可能です。

「社債のリスクをとって1%の利回りの上昇」なので大したことがないように思えますが、債券投資における1%の利回りの差はとても大きいです。
利回り4%が5%になった場合だと1年あたりのリターンで20%程リターンが違う計算になります。

社債に投資をすることでここまでリターンに差が出るのであれば、社債にも投資する意義はあると思います。

(3)為替リスクは国債の方が高い

高い利回りが得られれば円高でマイナスが出たとしてもダメージは少なくなります。

例えば為替150円で利回り4%の米国債と利回り5%の社債に投資をした際の損益分岐為替を比較します。
10年後の損益分岐点は米国債は101.33円、社債は92.08円になります。

ここまで円高になるかは分からないですが、高い利回りを狙える社債の方が為替リスクは低いと考えることができます。

(4)まとめ

今回は「米国債だけではなく社債にも投資すべき理由」についてでした。
米国債だけではできないことが色々あります。そこを補う手段として社債を活用してみてはいかがでしょうか。

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