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タレントマネジメントの活用

今日、とある上場企業CHROの話を聞く機会があった。
少人数の会だったことやとても親しみの持てる方で、ざっくばらんに多岐に渡るテーマについて話を聞くことができた。

その中で「タレントマネジメント」について話をする機会に恵まれた。
「タレントマネジメント」が成功するポイントに

「ようはタレントマネジメントを通して何を実現したいのか?」

をしっかり最初に考えておくことがポイントだと仰っていた点には私も共感した。

人事業界では少しブームは過ぎた感はあるが、タレントマネジメントは今でもよく語られる人事テーマの1つである。

システムを入れることで個人ごとの人事データが貯まり、それを活用することによって人事異動・育成・リテンションなど様々なことに役立つとされている。

機能も多岐に渡っているため、あらゆることができそうで便利な印象を受ける。

しかし、データは貯まったが結局どう使うかで躓いたり、結局活用できていないなどの話も正直よく聞く。
※タレントマネジメントを導入している企業の1/3はリプレイスを検討しているというデータもある

参考:特別号 HITO REPORT vol.7
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/research/hito/hito-report-vol7.html

これはタレントマネジメント導入ありきになっているからだ。

・サクセッションプランを計画的に作る
・人事異動においており希望や適性を考慮した配置に活用する
・トップ層だけではなく、中間層などの人材もしっかり把握し、適材適所を実現する
・会社として理想の人材ポートフォリオに近づけるための可視化ツールとして利用する

などまず目的があり、その方法。「HOW」としてタレントマネジメントがある。ということだ。

昨今のDXも同様で、新たな顧客体験を感じてもらう。デジタルドリブンで業務を見直し効率性を高めたり、判断材料に関わるデータを瞬時に集まるなど、まずやりたい目的があり、それを実現するためのDXである。

とても学びの多い有意義な時間だった。

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