テレワーク時代のマネジメントの教科書
テレワーク時代のマネジメントの教科書 著:高橋豊
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出社とテレワークが入り混じる「まだらテレワーク」が当たり前の中、どうチームのパフォーマンスを高めていくかについてをまとめた著書。
マネジメントの普遍的な原理原則とテレワークならではのポイントをシンプルにまとめられている。
私の中でなるほどなと思ったことは、とにかく顔が見えない中で上司は
「部下を細かく観察して、それを伝える」
ということが重要になるという点だ。
仕事のアウトプット以外が見えづらい中で、普段どんなことを考えていて、どういう点で困っていて、どういうやりがいを感じているかなど少ないタッチポイントに気を払って観察し、それを伝えることでいいチーム作りが促進されるという。
具体的には会議前に雑談を挟んだり、メールなどで企画書案を送った際にフィードバックを早く細かくすることだったり、朝礼や夕礼をしているなら仕事ぶりについて褒めたりコメントしたりする。ということだ。
また、上司側からこの時間は相談を持ち込む時間などを作ったり、チャットで話してもいい雰囲気を作る。1on1の時間を30分でいいから定期的に取るなどコミュニケーションの回数を増やすことについて言及されていた。
今までであればそうしたコミュニケーションを取らずとも会社内での仕事ぶりが見えていたが、今は全く見えない。
マネジメントの原理原則は変わらないが、手法は変えていく必要がある。
そうした点で気づきが多い著書だ。
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