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中小企業のDX


中小企業の生産性向上が叫ばれて久しい。
DX・ITツールを活用した生産性向上についても色々なところから言われていることではあるが、では具体的に何を活用したらいいのか。

そこについてはなかなか判断が難しいところだ。
私がぱっと調べた限りでも、例えば会計システム1つとってもfreeeやマネーフォワード、ラクス、弥生会計などなど大量のツールがあり、どのサービスがどのような特徴があるかを細かく知るには相当な労力だ。

更に限られた予算で会計・勤怠/人事・営業・マーケ・ワークフローなどどこに予算を投じたら一番費用対効果が高いか(全部できたら一番いいんだろうけど、1つずつ入れたらどの順番で進めるか)について答えられる専門家は日本にほとんどいないのではないかと感じる。

SaaSのカオスマップを見ると頭がくらくらするほどのツールがある
(それでもかなり見やすく分類してくれているとは思う)
https://note.com/onecapital/n/n22bdad4efb70

そのためには全体をフラットに見て、企業の状態を鑑みながら適切に選択できるアドバイザーが必要だと思うが、各ベンダーは当然自分のところを推すし、公共での無料支援だと逆に1つを推すことが癒着ではないか?という疑念や税金を使う観点から公平にすべてを説明しなければならず、結果、本当にいいものを推しづらい環境にある。

また、専門家を活用するにもそれだけのためにお金を投じる企業がどれだけいるものか
(そういう意味でデジタル化応援隊はとても有意義な施策だと感じる)

考えれば考えるほど難しい中小企業のDX化だが、それだけにこれができた時のインパクトは大きいものがあるだろう。

※正確にはDXではなく、ITツール活用が正しい表現だと思うが、世間のDXブームに乗ってあえて「中小企業のDX」と銘打ちました。

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