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看護師が専門卒から大卒になる方法①【学位授与機構】

私は専門学校を卒業したあと、働きながら放送大学に通って積み上げ単位を集めた後、学位授与機構を利用して、看護学位を取得した。
今回はその方法を書いていく。


この記事では、学位授与機構で試験を受けるために必要な、積み上げ単位の取得方法について情報収集から大学選択までのプロセスについて書いていく。


情報収集 はじめに集めるもの3つ

まず行って欲しいのは下記の3つだ。

①学位授与機構のHPより、「新しい学士への途」を取り寄せる。

:受験する年にもう一度最新のものを取り寄せることになるが、大切なことがすべて詰まっているので、単位取得の段階から手元に置いておきたい一品。まずは敵を知ろう。ということである。

②放送大学より、「放送大学を利用して大学改革支援・学位授与機構で学士の学位取得をめざす方へ」を取り寄せる。

:どこかの大学で積み上げ単位を集める必要があるのでまずは1番スタンダードな放送大学の情報を集めるとよいだろう。


③オクムラ書店から発行されている「短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒 学習成果レポート作成入門」を購入する。


:この本は数少ない学位授与機構での看護学士取得に関する本で、この本の前身である著書は売り切れのため、メルカリにて高額転売されていたほどの人気ぶりだった。オクムラ書店さんのHPより正規価格で購入できるので是非1冊もっていてほしい。(1冊:1980円)

情報収集 自分の状況、必要なものを知る


 学位授与機構で学位を取得する際には、基礎資格を取得した機関での単位プラス、大学で追加で取得した単位、在学が必要になる。


 その追加単位数や科目、大学に所属する年数は、卒業した学校での取得単位数・在学年数によって異なり、細かい要件を満たすように単位取得を行う必要がある。


学位授与機構での学位取得の第一関門がこの単位集めだ。


 取得した単位が要件を1つでも満たしていない場合、不合格となるのだが、どの単位を取得しなければいけないか、ということも試験の一部であるため、誰も教えてくれない。


 単位の分類もすべて自分で行わないといけないため、その分類を間違うと、単位不足で小論文試験をうけさせてもらえない、もしくは小論文試験に行ったはいいが不合格、という悲しい事態になる。


 その場合、また大学に入学し直して不足単位を取得してから再チャレンジ!ということになり、時間的にも経済的にも精神的にも大打撃となる。


 元々、学位授与機構での学位取得の情報自体、極端に少ないのだがその中でも少ないのが、この単位数に関する情報である。


 個人情報が含まれているため有料記事としたが、私の持っていた単位・追加取得した単位・分類をすべて詰め込んだ記事を作ったので是非ご活用いただきたい。


まず、自分の卒業した看護学校の分類を知り、基礎資格を確認した後、卒業した看護学校から単位取得証明書を発行してもらい、今自分が持っている単位を知ることが重要である。


そのため、卒業した学校に問い合わせ、「成績証明書」や「単位修得証明書」(単位数と科目名が書かれているもの)をもらってほしい。
学校によって、開封不可になっている場合があるが、中身を見ないことにはどうにもならないので開封して、現状を把握しよう。

追加単位を取得する大学を選択する


次に積み上げ単位を取得しなくてはならない。その方法は、通信制の大学に入学・または大学へ編入がある。全国のいろいろな大学で追加単位を取得できるが、大学によって単位取得の難易度や金額に差がある。そのため大学選びが必要となるのだ。

私は、
・入学金が安いこと
・試験会場に足を運ぶ必要はあるが、住んでいる地域に学習センターがあるため容易であったこと
・1単位ずつ購入して受講する形式のため、無駄がなく、不安な場合には多めに受講しておくことも可能なこと
・放送大学のHPで、学位授与機構の科目との対応科目が示されているため、わかりやすいこと

以上のことから「放送大学」を選んだ。

実際に、学位授与機構への受験や、大学院受験の際に放送大学からの書類が必要になる場面があったが、窓口へ行き15分ほどで発行してもらえたので非常に便利であった。


次回の記事で、放送大学で取得した積み上げ単位について詳しい話をし、実際に私が獲得した単位を公開しているので興味のある方は是非ご参照いただきたい。


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