docomo契約で腹立ったこと
docomoはショップをどんどん減らしていて、私の家の近くにはもうない。
docomoのスマホがそろそろダメになってきたので、修理するか、どうするかと思っていたが、docomoに電話して問い合わせたら、まず、修理できるショップは限られていて、30分ぐらいかけて出かけるしかない。しかも私は家族会員で、契約者は家人。となると家人を伴って店舗に行くか、自分で行ったときに、家人に電話をかけて、確認をとるか。どちらかになる。
あくまで私は代理人ではない。私のスマホの修理だ。それでも、これだけの段取りがいる。
めんどくせえと思っていたところ、機種変更の方が簡単ということが分かった。もう4年も使っているIphoneだから、機種変更してもいいだろうと思う。一番安い機種は、予約販売にはなるが、かなり安かったので、それを注文しようと思った。
その段取りをチャットで聞いたところ、契約者のIDとパスワードが必要で、それでログインして購入することになるという。
そこでこの2つを家人から聞いて、私のスマホでログインして契約した。
ただ予約販売の機種に変更するので、まずは予約登録。そして購入はそのあとになった。
登録のメールが来て、実際の登録内容の確認をしようとページに飛んだところ、よくわからないことが出てきて、そこでもう一度チャット。
そうしたらやり取りしているうちに、とんでもないことが分かった。
家人のアカウントでログインして契約したから、家人の機種変更になっているらしい。しかしそれ以前に、私は私のアカウントでログインしようとしたが、パスワードがわからず、パスワードの照会をしたところ、セキュリティーのためのコードナンバーが来なかった。何回か試しても来ないので、やっぱり契約者でないとだめなんだと思っていた。
ところが私のアカウントで買わないと、私の機種変更にならないという。
まずは家人のアカウントで行った契約のキャンセルをしなければならない。ところがログインしようとしたら入らない。ネットワーク暗証番号が必要になる。それを入れても、受け付けない。普段それを使っているという番号を入れたのに受け付けない。そしてロックされてしまった。
最低である。
そもそも、契約者以外の家族が機種変更する方法など、docomoのサイトにほとんど出ていない、どんなに検索しても出てこなかった。出てきたのは一般人の書いたブログぐらい。
このあやふやな状態での行いが事故を招いたわけだが、今回店舗に電話して訪ねても、チャットで尋ねても、共通していたのは、聞かれたことしか答えないということだ。聞いている方は網羅的にものがわかっていないのだから、非常に狭い範囲でしか質問できない。要するに新しいスマホが欲しいだけなのだが、そこに至るために、いくつかの選択肢を示すとか、これならばこれ、これならばこれと段取りをいうとか、そういう話は一切なく、非常に狭い範囲でしか説明しない。
昔は店舗に行くと何でもやってくれる状態だったが、そもそもそれで成り立っていたらしい。そこをネットでとなると即わからないことが山積になる。しかもわざわざお金を出して、店舗で問い合わせできるようにしているというのに、そのテンポを減らしたわけだ。そして契約システムは、元のまま。従業員でないとわからないくらい煩雑なままだ。
昔、法律の仕事をしていた時に、お使いで相模原の法務局に行った。相模原の法務局はそんなに忙しいところではない。東京法務局なんかに比べればのんびりしている。にもかかわらず、法務局員は親切ではない。暇なんだから客にもっと詳しく接客する暇はあるはずなのに、手を抜こうとしている。
私の目の前で、一般のお客さんが来て、「仮差押えをして裁判に勝ったが、供託金を支払ってもらうのに、どうしたらいいか」とたずねてきた。担当の場所は小田原支局である。相模原からだと結構遠い。
だからその人は、わざわざ遠出しないで手続する方法はあるかという意味で、「電話とかでできないですかね」と聞いた。
「電話ではできません。」
それが法務局員の答えだった。
手続き的には、まず 小田原の裁判所で決定をもらって、それを小田原の法務局に持ち込んで、供託金を払い戻してもらう手続きをするのだが、
「では小田原まで行くんですね」という問いには無視したように答えなかった。
答えは「郵送」である。
この手続きは郵送でできる。
まずは小田原の裁判所に電話して、どうやったらいいか聞いて、必要な書類揃えて、郵送で送るのである。そうやって郵送で行うと、最後に供託金は指定した口座に振り込んでもらえる。電車賃かけていく必要はない。
遠くて行けないから電話とかでできませんかね。と聞かれたら、趣旨は分かるはずだ。電話でできなくても郵送ならできるというのが答えだ。にもかかわらず、相模原の法務局の局員は「電話ではできません」としか言わなかった。
この仕事していれば、相手が何を聞きたくて、何を教えるべきかはわかるはずだ。だが聞かれなかったから教えない。嘘は言ってないつもりだろうが、全く役に立ってないどころか、誤解が生じている。
電話でできなければいかなければならないと思いこませている。
馬鹿にしているんだろうか。
思わず、立ち去ろうとするその人の後追っかけて「郵送でできますよ。」と教えてしまった。まず「小田原の裁判所に電話かけて、郵送のやり方を聞けば詳しく教えてくれます。行く必要ないです」
その人はお礼を言って立ち去って行った。多分何とかなるだろう。仮差押えができた人だから。
もっとひどかったのは、新潟の方だったと思うが、やっぱり法務局行ったときに、雪が降っていて、その中をやってきた客が、書類を法務局員に渡したところ、局員は「原本還付の副本がないです」といった。
「副本って何ですか?」とその客が訪ねると、
「司法書士に作ってもらったんですか?」と局員がたずね「司法書士に聞いてください」といって書類を突っ返した。その客は大雪の中また出ていった。
副本とはコピーの事だ。その人の書類には、おそらく判決文が入っていて、原本を提出できない(後で使う)ものなので、コピーを付けて渡すのが普通で、すると局員が原本とコピーが同じであることを確認し、原本を返してくれる。 そのコピーがなかったのだ。ちなみにその局員の目の前、お客さんの背中側に、10円コピー機があった。
そこでコピー取ってきてください。といえば、雪の中帰っていく必要はなかった。
ちなみに、この法務局の暇さ加減は、相模原の比ではなかった。その局員の後ろに、謄本をコピーするらしき機械があり、そこに詰めているアルバイトと思しき女の子は、週刊漫画雑誌を読んでいた。
東京の法務局は死ぬほど忙しく、ひっきりなしに大量の客が来るが、そこには相談窓口もあり、窓口でなくても、担当の局員は結構親切で、懇切丁寧かつ気配りのきいたアドバイスをくれた。副本がないというのは私もやったことがあるが、「あそこのコピー機でとってきて」と指さされたし、郵送の仕方も教えてくれた。
ということで、役人は暇になると不親切になるという教訓である。
docomoはもう少しわかりやすいサイトを作ってほしい。というより契約だの機種変更だの、煩雑すぎるルールはやめてほしい。もっとわかりやすいシステムにしてほしい。契約しているキャリアのスマホで契約すれば、だれから来たのかわかるだろうに。
ということで、家人の名前で間違えて登録した契約を解除したら、auに変えようかという話を家人としている。
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