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不動産競売 入札編物件選びのポイント

競売物件は大きく分けると3タイプです。

1.土地
2.戸建て
3.区分マンション(分譲マンションの1室)

この3タイプです。

この中であなたがどのタイプを選ぶのかを決めていきます。

■将来家を建てるための土地が欲しい。
■自分が住むための家を競売で安く買いたい
■戸建てよりもマンションが良い。
■投資物件が欲しい。

みなさんはどれを選びますか?

前回まで3点セットの見方として紹介してきました。

1.物件明細書
→物件明細ののブログはこちら「物件明細書

2.現況調査報告書
→現況調査報告書ののブログはこちら「現況調査報告書

3.評価書
→評価書のブログはこちら「評価書

です。見逃された方はこちらから見て下さいね。

この3点セットを見る前に裁判所が運営する「BIT」でお探しのエリアの裁判所を見て、そこで公示されている競売物件から探していきます。

そこで例えば、「大阪地裁本庁」を選択したならば、そこで掲載されている競売物件の一覧を見ていきましょう。

その中から先ほどの①土地、②戸建て、③区分マンション

お選びになった物件の3点セットを選択して閲覧します。

そして、気になる物件、これならば入札しても良さそうだろうと思う物件。それを選んでいく作業となります。

個人で入札される方であれば1件集中で閲覧されると思いますが、似たような物件がないかどうか併せて見ておくと良いです。

それは、比較対象となる物件を知っておくことです。

競売の怖いところは、これがいい!っと個人的に感じた場合、入札書に記載する入札額に迷いが生じやすいんです。

本気で欲しくて、多少高くてもいい!そう思う方は問題ありませんが、その考え方は競売には不向きな考えなので安心な取引ができる一般での購入を検討されるほうがよろしいかと思います。

話し戻して、併せて見ていた物件と比較することで、果たしてこの金額でいいのだろうか?と迷ってもある程度冷静な目線で金額を書くことができます。

なので、最低限2件はピックアップして入札に参加されることをお勧めします。

また、初めて参加される方にはかなりの労力を伴う作業になるので、最初はバーチャルで入札をしてみるのも一つです。

かなりこの場合は冷静に入札額を決めることができます。

バーチャルですることで自分の思っている金額で購入するのが難しいのか?はたまた、とびぬけた金額で落札してしまうのか?

もしくは、かなりのいい線で落札できているのか?ご自身のトレーニングにもなります。

あと、もう一つの理由は、実際に入札をして落札できなかった場合、3回も続けば大抵の人は入札を諦めると思います。

なので、実際に入札をするまではバーチャルで慣らしていくこと。これはお勧めです。

実際に私が競売事業に従事していたころ、私自身はそのようなバーチャルトレーニングはなく、即実践でした。
しかし、後から入ってきた後輩にはそのようなトレーニングをさせていました。
トレーニングしたからと言って必ず落札できるものではないですが、徐々にテンションを上げて臨めるようにすることはいいことかと思います。

※筆者の紹介

前職の会社で約2年半で競売物件60件程度の落札、占有者交渉、リフォームプランニング、売却を手掛ける。

勤め先の会社では強制執行をしなくても良いように占有者との交渉で対話を重ねる。結果、自身担当での強制執行は0件。現地調査、裁判所記録閲覧、3点資料の読み込みにより写真から占有者の性格等を読み込み、入札する、しないなどを選別する。反社会的勢力の所有が疑わしい物件を写真から判断。そして現地管理人へのヒアリングで確認すると的中するように至る。

やり方がわかれば簡単です。何か難しそうであったり、落札後のリスクが読めないため入札を躊躇される方も多くいらっしゃると思います。ですが、しっかりと注意点を抑えていけば何も難しくもなく参加できるので、安く買いたいとお考えの方は一度競売を考えてみてはいかがでしょう?



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