見出し画像

「お母さんのアジト」になるタワー棟の設計図をゲット!スゴイ、厚さ10センチ以上。驚いたことに、タワーと私は同級生だった。運命の出会いか…。

「お母さんのアジト」の内装に、設計図がいる…、
ということで、日本丸メモリアルパークの施設担当の方をお訪ねすると、
私たちのために、タワー棟の設計図をご用意くださっていた。
見て、びっくり。厚さ10センチ以上はある。

しかも、黒表紙に金色の文字。重要文化財の秘密文書のような趣。
一枚、一枚、黄ばんだ紙、折ったところが、今にも破れそうで、あちこち、テープで修正されていた。こういうの、「青焼き図面」※っていうらしい。

※「青焼き」とは、製版フィルムを写真感光紙に焼き付けて作成する校正紙のこと。 線画、文字部分が青くなることからこのように呼ぶ。改ざんができないなどの利点から、A1以上のサイズの図面を複写する際に良く用いられているという。


詳細に書かれた設計図。なんか、ドキドキ!
担当の方から、「3日間、お貸ししますので借用書を書いてください」と言われたが、無理、無理、無理!
こんな貴重なものを失くしたら大変、落としたら大変、
とても、とても、持ち帰る気持ちになれなかった。

深呼吸しながら、丁寧に一枚一枚ずつ頁をめくった。
必要なところだけ写メし、すみやかに退室した。

担当の方が、私たちが必要であろう箇所に、丁寧に付箋を貼ってくださっていて、その心配りがうれしかった。

あの4つのタワーを設計した方は、どんな方だろう? 
どんな思いで、あのタワーをつくったのだろう?

表紙には、平成元年2月20日と記されている。
1989年、私の活動がはじまった年だ。
なんだ、同級生じゃない。

「この場を、お母さんたちが笑顔になる場にしますから、よろしくね!」と、ひとりつぶやいた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?