第2歩「いざ!!長野へ」

(※2018年5月ハチモットで連載た記事の加筆修正版となります)
 
前回建築家・藤森照信さんの“追っかけ入り待ち”のカミングアウトを果たし、現在、藤森建築を建てるべく土地探しの真っ只中と書かせて頂いたところ、多方面より大きな反響がありました。(詳しくは「第一歩 雷に打たれた日」)
「本当に追っかけだったんだね・・・」とか「次回も楽しみにしているよ」
など、
そして
「あそこの土地はどう?」とか「土地探ししてあげるから条件教えて」とか「くわしく聞きたい」とも。
もう色々で、とっても有難いこと!!こんなに応援して頂けるなんて、追っかけ冥利につきます!
ありがとうございます。

さて、今回はいよいよ長野に移住するお話しです。
東京文化服装学院を卒業し、アパレルでお仕事すること6年。
ちょっと自分の中に違和感が生まれていました。
「今、何の季節だろう?次は何の季節だろう?」
アパレルのその早いサイクル、1シーズン先、2シーズン先へと続くお仕事をしているうちに、季節感のなくなっている自分に気が付いたのです。
「あぁ、まずいなぁ。」
と、そんな危機感を抱いたところで、ふと目にした「アルバイト募集!」。
自然食品店の貼り紙でした。
こうして私は自然食の道へと舵を切っていくのです。
 
 
新しい仕事はとても新鮮でした。
店頭に並ぶ旬の野菜はいつも美味しくて、自然食歴の長いお客様から聞く話はとても面白く、へー!!とか、そうなんですかー!?の連続。
教わるばかりじゃいけないので、自分でもマクロビオティックを勉強して実践してみたり。
とても充実した毎日を過ごしていました。
そして、相変わらずの茅野通いを続けているうちに、その表情豊かな自然…そこに生きている様に存在する高過庵にさらに心惹かれていくのでした。

「もっと自然の近くへ、長野に住みたい」
と、いつしかそんな思いが芽生えていきます。
当時、マクロビオティックを実践していた私は、長野県の安曇野にある穂高養生園という玄米菜食のリトリートセンターに泊まりに行くこととなります。
 

 
何ていい所なんだろう!!
自然の中に身を置く心地よさ、美味しいごはん、最高や!
また泊まりに行こうと、HPを開くと、そこには
「来期スタッフ募集」
あ!!これだ!!
と、いてもたってもいられない気持ちになり、早速、履歴書を送り・・・。
次の春からスタッフとして働けることに。
 
きっと、藤森さんにも会える!と、そんな期待を胸に東京をあとにします。
いざ、長野へ!!
車にも乗らず、土地勘もない私・・・
移住先の穂高と高過庵のある茅野が60km以上も離れているなんて気が付くのはずっと後のこと(笑)
 
藤森さんは東京にお住まいで(タンポポハウス)、そのご自宅にもこっそり見に行ってたのに。
何故?!長野に行けば会える!と思っていたのか・・・今思えば謎ですが・・・そう信じていたのだから移住の道しかありません(笑)
 
次回はいよいよ、藤森さん本人と会うの巻。

茅野で藤森WSが開かれるとの情報をキャッチ!!
こ、こ、これはー。


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