3月1日

3月1日、我が家では6つ離れた兄の誕生日であり父の命日である。

命日がどうしても前面に出てきてしまいがちなので、私は出来るだけ早く兄に誕生日祝いのLINEをしているのだが今年は母に先を越された。

最悪な1日だった。
生理で気分はゴミカスで腹が痛く、携帯でやる確定申告のファイル形式を何度説明しても理解せず開けないと騒ぐ母に嫌気がさしこんな全世界に殺意を向けた状態で仕事がやってられるかよ、と思った。

ので、仕事の休みを貰った。

店長から届いたのは『承知しました』の一言
その後時間差で『休みすぎてお店任せられないから当面シフト調整するね』という内容のメッセージだった。（2月に風邪で4日休みました）

前職……たった1ヶ月しかいなかった職場を思い出す。
腰痛、メンタル不調などで早退や休みを貰い続けた結果『高校生のバイトじゃねーんだぞ』と正当な怒られ方をした。 その通りです。でも嫌だって言ってるのに五連勤を2回入れることどうかと思う。

その時の怒られたセリフを思い出して、呆れられた、きっと裏でなにか言われている、どこに行っても続かない……等の感情で泣きながら母の確定申告を手伝った。

その傍ら、毎日飲んでいる薬とODの量を調べたりしていた。

母が出かけたのを見計らって1度目の薬を飲ん
だ。横になって ふと、父のことを思い出した。

連れて行って欲しい。どこにでも私を連れていったお父さんが私を連れていかないなんておかしいよ。
17年前に家出をした時と同じことを考えていた。
墓参りに行くたびに『早くお迎えに来てね』と思っている。 まだ来ない。まだ来ない。

眠って、見たのは海の夢だった。
何年かに1度、改札から綺麗な砂浜に出ることが出来る海の駅の家を見る。
透き通るような青で、白い砂浜で最初に夢に見た時は従姉妹と一緒だった。

今回は顔を何年も合わせていない同級生と一緒だった。駅は綺麗に改装されていて、自販機が6台ほど増えていた。 改札も新しくなっている。

『依儀』というような漢字の『イギ』と読む駅だった。 調べても引っかからない。

私はこの駅にまた来るのだろうと思って帰りの電車に乗った。
車窓に流れる海面を見ながら目が覚めた。

……薬の副作用は出ておらず、ただ眠いだけだった。

それでも希死念慮は拭われず２回目の薬を飲んだ。
今のところお茶の飲みすぎて気持ち悪いが勝っている。

いのちの相談ダイヤルに電話したり、相談チャットに相談したりメンヘラが加速した1日だったと思う。
明後日からの上司の機嫌が怖いけど、相談の中で優しい言葉を貰えたので少し落ち着いていこうと思う。

そんで父には早く迎えに来て欲しい