見出し画像

Story 3

2019年6月14日 ignite Vol 3】 
4月から7月まではignite! 1st Stageでアイデアの創出を行う期間。
そして、6月のVol3では「自分のwhy(信念・行動原理)に
基づいたアイデア」の発表を行った。 

Ignite!では、この「why」をとても大切にしている。
「なぜ、そう思ったのか」「なぜ、やりたいのか」。
「why」さえブレなければ、企画はしっかり進んでいく。
数ヶ月後、私も「why」の大切さを痛感する日が来る。
それは、もう少し先のStoryで。

画像1

私は二つのアイデアをプレゼンした。
「富士見やげ」と「正解の無い遊び道具」
「正解の無い遊び道具」は前回の記事にも書いたが
「便利が不便」という考えから生まれている。
間違えたっていいじゃないか。 答えは一つじゃない。
人ぞれぞれの答えがあったっていいじゃないか。
そういった思いから産まれたのが「正解の無い遊び道具」 。

もう一つが「富士見やげ」
この時にはタイトルしか、しっかりとは決まってなかった。
ここから「富士見やげ」はスタートする。
今振り返ると作る商品アイデアはとにかく色々変わっていったなと思う。
富士見やげの内容に関しては次回「Story 4」で詳しく・・・。

プレゼンは持ち時間3分。 発表して気づいたが、
3分って意外と長い!!!。
その一方で、長いと感じたにも関わらず
自分の伝えたいことが伝えられている手ごたえは感じられず、
限られた時間の中で自分の「なぜそうしたいのか!」を
伝えるのはとても難しいと思った。

会社のプレゼンや会議では残念ながら忖度が生まれる。
わかったかのような「なあなあ」な雰囲気で進んで行く。
それに嫌気がさしていた自分にとってignite!での初の
プレゼンは超刺激的だった。
Ignite!のメンバーの反応は会社での反応と全く違う。
曖昧な表現や疑問点は質問されるし、指摘してくれる。
感銘を受けた内容に関しては、惜しまず賞賛してくれる。
ここでは丸裸にされる。
それが楽しい!
 
たかが3分だが、何よりも濃密な3分だった。

プレゼン後は「ワイガヤタイム」
「ワイガヤタイム」とは、あるテーマや内容に関して皆で
〝ワイワイ、ガヤガヤ〟話し合う時間。
Ignite!本編が19時から21時までで、その後がワイガヤタイム。
長い時は23時くらいになる事も。
Ignite!当初は
「えっ?みんないきなり語り出す・・・意見言い合う・・・スゲえ・・・」 「他人の事なのに自分の事のように親身に話す」。
富士見に通うのに2時間弱かかる私は、
Ignite!に参加したての頃は正直少し長いなと感じていた(笑)
しかし、今では帰宅時間がどんなに遅くなろうとも、
ワイガヤを欲している自分がいる。
ここで得られるエネルギーが自分の行動力にもつながっている。
これがignite!の醍醐味の一つでもある。
Ignite!に参加した私達しか体感できない、とても貴重で贅沢な時間だ。

今回のVol 3のワイガヤタイムでは
自分の企画に皆が付箋でリアクションしてくれる時間となった。
赤付箋が「いいね」。青付箋が「協力したい」。
多くの方のリアクションがあって嬉しかったのと同時に、
とにかく付箋がついて安心したのを今思い出す。
プレゼン直後は皆に伝わったのか不安で手応えがなかったが、
「認められた」「伝わった」という安心感を感じた。 

画像2


帰り際、出席者の一人に声をかけられた。
「企画いいですね。来月の本気プレゼン出せばいいじゃないですか」っと。 一瞬の言葉だったが・・・嬉しかったな。
こういった小さな一言一言が勇気をくれる。

2019年7月ignite!番外編  山の日サミットボランティア
八ヶ岳で開催された「山の日サミット」というイベントに
ボランティアで参加した。
これはIgnite主催の方たちが企画運営したイベント。

アウトドアに関わる人達が自然のために出来ることを一年に一度
集まって考えていこうと始まったイベント。
自分たちが生活する環境や人々に寄り添って企画を進めていく・・・
こういった活動はとても刺激がある。

私がボランティアに参加しようと思った目的は
このような活動をするignite主催者の方々のそばで
色々体感し吸収したいと思ったからである。 

画像3


この日はとても心揺さぶる出来事があった日だった。
朝から準備して無事イベントを迎えた。
昼の部が終了し一旦片付けを済ます。
夜の部で映画上映があったが、私は一足先に帰るために
Ignite!主催者に挨拶しに向かった。
雨が降っていた。
そんな中、映画上映用の機材トラブルで
主催者の方は忙しくしていた。
挨拶しようと声をかけた。
邪魔にならないよう、さっと終わらせるつもりでいた。
私の声を聴くと、その方はわざわざ上映ブースから出てきて、
そして両手で握手してお礼の言葉をかけてくれた。
「今日は本当にありがとう。来週の本気プレゼン頑張りましょう」と。
(本気プレゼンとは次週に控えたIgnite! Vol4の内容)
私は戸惑いと感動を覚えた。
「Story 1」にあるように、私の心は疲弊していた。
個々の損得で人に対する態度が変わる人と多く
接しすぎてしまっていたからだ。

そんな中でこんな対応に接すると戸惑った。
「これが普通なのか?」「今ある自分の環境がおかしいのか?」と。
それと同時にとても感動した。
今回のように人の心に寄り添った言動は
とても幸せになるし、パワーももらう。
どんな物事も人と人との関わり合いで生まれ、成長する。
改めて自分も、こういった「心」を大切にしたいと思った。

そして、
こういう心豊かな人達と関わって行きたいと思った。
体に良い物を食べていると体も健康になる。
何を食べるかは自分で選択できる。
それと同じで 心の豊かな人達と触れ合う事で心も健康になる。
どんな人達と関わって行くかは自分で選択できる。

改めこの一年、ignite!を頑張ろう!
「富士見やげ」を形にしていこう!と感じた日だった。
 次回、ignite!はいよいよ「本気プレゼン」!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?