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余談『「Girls² Live Tour 2022 Shangri-la 東京1224」に行ってきた』

待ち望んだLIVE

新潟テルサにいったのは9月の頭。
のどかな雰囲気の中、「魅せる」という新たな目標を抱いたGirls²の所信表明を受け取って3ヶ月、ようやくこの日がやってきた。

世間はクリスマス・イブ。
山下達郎とかWham!とかマライヤ・キャリーに染まる町並みなどどこ吹く風、有明ガーテンシアターとモールはGirls²の曲に包まれていた。

この日を待ったファンはグッズ待機列を形成して己の愛を現金の形に変えて運営に納めていく。
それが推し活租庸調における租である。
庸に当たる行為はLIVEに参加することで示すことになっており。調はSNSの活動などでファンを水面下で増やす布教活動に置き換えられている。
……はずだ。

実際に待機列に並ぶこと一時間半で自分はがるがるみにとフォトカードとペナントを入手しガチャを2回ほどまわした。
結果はみみよーか。
これはこれで嬉しい組合せのB賞。
自分にくじ運がないことはわかっていたので、開場まで、腹ごしらえに移ることにする。
 
――♪今日はクリスマスぅ

そう歌い上げたのは、ジュン・スカイウォーカーズであり、若かりし頃の自分の胸を抉ってくる歌でもある。
家族連れが楽しそうに食事を楽しむフードコートに背を向けて自分はちょっと高めのハンバーガーなどを決め込む。


UMAMIバーガー ハラペーニョバーガー

今日はクリスマス・イブ。
主イェスもこれくらいの行為は多めに見てくださるだろう。
幼稚園の時、毎週日曜日礼拝に通ってたんだからそのくらいの貯金はあるはずだ。
そんな幼稚園だったんだから仕方がない。
本人はわけわからんかったけれども。

開場時間までまだ早いが開場前へ。
家族連れで賑わう空間は自分のように日頃から凄惨な日々(を描いた漫画の脚本とか書いてる)を送っているために眩しすぎるのだ。

すると、行く宛もない同朋たちが群れていた。
程なくして迷える高校生から声をかけられ、ここは大人として、道を示すしかないと割とまともなアドバイスをしてしまった。
彼が群馬の地でからっ風に吹かれる生活を送るか、明るいキャンパスライフを送れるかは二年後に決まる。
それまで、表彰されるようなことしとけば内申点は確実にあがるからな。

入場

開場30分前になんとなく並びに行くとガーデンシアターの洗礼とも言えるぐるっと回って階段で折り返す列……の折返し地点にたどり着くことができた。
これが折り返してまた階段あたりまで延びると、なんのために並んでいるのかよからぬ疑問が思い浮かぶかもしれない。
運営なにやってんの?
とか口にしちゃ駄目だ。
折返しがもっと伸びてこそのグループに我々、民の手でしなくてはならない。

漠然とそんなことを考えてたら列が動き始めて、持ち物検査も突破。
手配された席へとたどり着くことができた。

そして座ってみて思う。

ステージ、近っ!

これ顔見えるぜ?
これまでで一番近いんじゃないか?

(過去一番近かったのは仕事のリハであることは間違いないけど、あれは楽しめないんだ……、緊張するし、ほんといっぱいいっぱいだし。アドバイスするとき9人の真剣な目で見られるとハラハラするし……お腹出てると思われないかなとか……出てるんだけどね)

そんな感じで始まるまで待つ自分。

そして彼女たちは風のように現れる

そして開演15分前をちょっと過ぎたとき、いつものあの子達が現れた。
Lucky²である。
オープニングアクトとして、いつものようになんの前触れもなく現れてパフォーマンスを披露する。
「アイコトバ」と「DISCO TIME」の2曲。
短いリズスタの番宣いれる余裕もでてきたのは9都市9公演のオープニングを熟してきた自信がそれを感じさせるのかもしれない。

いや、ほんと、この子たち、かわいい。
それしか頭にでてこない。

今回は風のように立ち去ることはなく、ちゃんと爪痕残せた感じがした。(この一時間とちょっと後にもっとすごい爪痕残すけど)

しばらくすると場内のガイドアナウンスがGirls²の声で流れてきた。たぶん生で原稿読み上げてるんだろうけど、こういうサービスがファンには嬉しい。

Shangri-la

僕たちファンの気分が高まったところで、耳に覚えのあるイントロが流れ出す。
そう、シャッシャシャラ――である。
そしてシルエットで現れた9人の元ガールズ✕戦士たち。
今ではGirls²と呼ばれる、僕たちの夢。
彼女たちのダンスから始まった。

これは自分が見た新潟テルサのときと同じ入り方。
そのときの驚きは以下にて。

けれどダンスが洗練されている。そして力強さが増している感じがした。
特に美咲。
体のラインがシャープになった印象。それが力強さに見えるのかもしれない。

そこからひとりひとりがソロでダンスし徐々に編成が増えていっての9人ダンス。
そしてShangri-laが歌い上げられる。

ここには眩しさがあった。
ステージの照明が眩しいからじゃない。
自信。
彼女たちがここまでの公演で身にまとってきたもの。
それが光となってステージの上から降り注ぐ。

ここちよい酩酊感。
お酒は飲んでないけれど、ちょっと気持ちよくなっていた。

Swipe-up

二曲目はSwipe-up。これも完全に彼女たちのものになっている。
ファンたちも心得たもので、ペンラの動きは彼女たちの腕のフリに合わせて動いていく。
何度も聞いてきた曲。
ライブで聞くのは二回目だけれど、ここまで何十回と繰り返し聞いてきた曲でもあった。
MVの映像の中で見た彼女たちは今、自分の10メートル程先にいる。
近いっていい。

人人人生紹介ソング

セットを使った遊びにも余裕が見える。
途中、マイクスタンドを使って美咲と柚葉がデュエットっぽいことやってたけどふたりとも顔が近すぎて、柚葉の反応がちょっと面白かった。

Seventeen's Summer

ここまでは新潟テルサと同じセトリ。
基本変わることはないと思っていたので、なんとなく新潟のときの空気感を思い出す。
あの時、彼女たちは遠くにいたので今回はその躍動感が違う。表情が見える。
Girls²ってこんなに楽しそうに歌うんだなぁと。
CLAPとかもなんだか楽しそう。
ステージにあがれない時間をすごしてきたことを知っているだけに、本当にここが好きな場所なのだろうなぁ……なんてことを思ったりした。

MC

柚葉から始まりいつのように「楽しんでますか!」で始まり、ひとりひとこと。
美咲は金髪ポニテをアピールしたり、蘭はステージにあがることがクリスマスプレゼント、とファンに贈り物。都愛も柚葉も桜花も未渚美も綺羅もクリスマスに触れる中、百花が「人生で一番きれいに爪がぬれた」とアピール。つまり気合いが入っているというところで、來亜が締め。百花をうまくあしらうところはがるラジでの経験が活きているのかもしれない。

チョコモーモー

Enjoy

Girls Revorlution

Party Time!

と立て続けに四曲。
柚葉の煽りがあったり、綺羅の「次の曲は~!」と煽りがあっての――

#キズナプラス

そしてここからはこのライブの売りともなっているダンストラックへと突入する。

ダンストラック

蘭のソロから始まり、都愛のソロへ。
そして都愛と蘭が合流してのペアダンス。
ヒップホップ系のパワーあるダンスが展開される。

曲調が一転し、未渚美が現れ、ムーディなダンスを披露。
そして照明が次のダンサーへ。
綺羅だ。
ムーディーかつアップテンポなダンスが展開され、そこに都愛と蘭が加わる。

次に現れたのは百花と柚葉。
気がつけば衣装も変わっている。
この二人といえばこの曲。

Flutter

新潟でみたときはここに他のメンバーのダンスもあったと思うが、今回は百花と柚葉で揺れ動き交わりすれ違う恋心を歌い上げる。

スキップ!

こちらも新潟テルサ同様9人編成。

JUWEL GIRL

未渚美と來亜が階段に座って歌い上げる。
こちらも完全にふたりにものになったかもしれない。

そして不意に曲調が妖艶なものに。

美咲が現れダンストラックの再開である。

ダンストラック

美咲は先にも書いたように体が絞られている気がした。
もともとアイソレーションが上手で、効果的な体の動きの幅を使っていたけれど、今回のダンストラックでのムーディさは迫力がました気がした。
キレてる!
ボディビルの大会なら声をかけているところである。

そこに來亜も加わり、桜花も現れ三人でのムーディなダンスが展開される。
(新潟の記事で綺羅とかいたけど來亜だったのかもしれない)

次に百花が一段高い壇上に現れソロダンス。
柚葉も下に現れソロダンス。

今回も全員、ソロでの見せ場があるダンストラックだった。

しっかり魅せられました。

MC

ダンストラックどうでした?と未渚美。
そしてライブでひとりずつアピールするMC。
今回は來亜。
うちに帰ると誰もいない、くりぼっちだと告白。
おばあちゃんは来てるけど、おばあちゃんちにいくのもなぁみたいな感じで。
百花がうちに来たらアピールしてたようだけれど、百花もくりぼっちらしい。
まあ仲良くていいよ、この子たちは。

そしてバラードパート。
Girls²が歌に力を入れ始めてるのがわかる。

ツナグツナグ ピアノ伴奏バージョン

ピアノバージョンは実は劇伴で作ったものだけれどそれを発展させたのはGirls²たち。
百花の歌声がしんみり僕らの心を繋いでいく。

あなたがくれた奇跡

ようやくEPに収録された曲。歌詞もわかって一安心。
ここのところ毎日聞いてます。

そして暗転。
時を刻む音とともにセットチェンジが行われて――。

80's Lover

今のGirls²の路線を決めた曲。
個人的にラップパートの終わりかけに蘭が言う「80's Lover」の一言が最近のツボ。

そしてここからメドレーが展開。

Chu-Lu-Chu-Chu
Good-days
ダイジョウブ
Ring Ring♪
ズッ友Heart Beats!
Give Me❤

そしてMCへ。

MC

バラードパートの感想とか。
ツナグでは、百花がピアノの伴奏者が情感たっぷりに演奏するのでその気持ちを考えて歌に載せたとコメント。
美咲はGood-daysのうらで「せーの、どんどん!」やったけど空振りだったと宣言。明日のお楽しみだそうです。

そしてラスト2曲へ。

チュワパネ!

C'mon Neo Zipang!!!

ライブとしてのセトリは最初からほぼ変わることなく通した感じかと。

そして伝説となるアンコールへ――。

アンコール

ステージ上にセットが用意されていくとちょっとだけざわめきが。
「熊がいる」
そう大きなテディベアのぬいぐるみとクリスマスツリー、そしてプレゼントの山がクリスマスムードを盛り上げます。

待ってるこっちが楽しみに!
そして動きが。

するとまたもやファンたちから声が――。
「サンタ?」
「多くない?」

現れたのは18人のサンタクロース。
Girls²だけでなくLucky²もサンタコスで登場。

やべー、バグった。

もう今日来てよかった。
このために来たのかもしれない。
もしかしたら――くらいの希望はあったし、夢も見ていた。
そんな夢も希望も叶えてくれる彼女たちには感謝しかない。

そして「クリスマスだから――」と選んだ二曲が神がかり。

Holy Magic ~大人になっても解けない魔法~

このイントロがかかった瞬間、思ったことがある。
この曲終盤にはとんでもない仕掛けがひとつある。
ガル学ライブを観たことあるファンならわかるだろうが、來亜がそっと「メリー・クリスマス」とささやくだけなのだが
これがなんというか絶妙であり、自分はこれをリハでみたりリハ映像で観たときに、7兆回くらい死んでいる。
來亜にハートを射抜かれているのだ。
だから來亜を観ても平気なフリはしていても平気じゃなかったりする。
口には出してないが來亜はそういう存在になっている。
だがこの囁き、生で見たファンはいない。
そう、スタッフ以外はいないのだ。
だからこそ、こんなステージでやられたら救急車来てもし蘭ぞ――と思っていた。

そしてそのときはきた。

ほら、やばい。
幸いなことに人数がおおかったこともあり、正式なフォーメーションのものではなかった。
South²の場合、桜花の裏からひょっこりでてきてささやくのだが、このタイミングといい笑顔が(略。
たぶんこれをやったら救急車が来かねないので、LDHの偉い人の英断だと思う。
(今日は挨拶できなかったけど始まる前にステージ前から歩いてく姿は見かけたので心の中で挨拶しておきました、K島さん!)

ハッピーメリクリ!

こういう場所での披露はこの曲も初めてだろうか?
クリスマスらしさだけでなく、Lucky²が加わってる段階で、今日のライブの価値観あがりすぎ。

是非ここも円盤収録お願い致します!

このダンスの流れでLucky²はGirls²に内緒である試みをしていたようなのだが、ちょっとわかりづらかったかも。
位置を少し変えたのかもしれない。

そしてここでLucky²から告知が。

なんと新曲発表と披露。

ラキラキLOVE!

リズスタの新EDになるらしい。
サビ部分がくせになる曲。
ファンミーティングが楽しみだ――とか思ってたら、終演後にリリイベの告知まであって、ほんとうに新春Lucky²祭りが始まってしまうし、租庸調がここでも――。

先輩の胸を借りて自分たちを堂々とアピールできるんだから成長したよ、Lucky²。

そしてアンコールはGirls²にバトンタッチ。
先輩たち、普段のツアーTシャツに着替えてきました。

Juga Juga JUNGLE

Bye-Bye-Bye

LOVE GENIC

と立て続けに展開。
新潟ではBye-Bye-ByeとLOVE GENICはなかったので個人的には初ステージでのパフォーマンス。
LOVE GENICの中で未渚美が「そんなのずるいじゃん!」指差しバージョン披露。
これもいろいろアレンジできそう。

MC

アンコールで最後のMC。
蘭「たくさんの人のおかげ」
綺羅「ファンのあたたかさが私達の日々の支えになってる」
來亜「これが私達からのプレゼント」
未渚美「(間があいて)くしゃみでそうになった。ファンとの一体感があっていい」
桜花「イブにここにきてくれてすごく嬉しい」
柚葉「個人的に泣いてしまう事が一度あったけど、みんなに元気づけられた」
都愛「サンタさんはもう来ないんですけれど、だからプレゼントは来ないんですけど、私達がプレゼントっていうか、皆さんからもらってるっていうか(どゆこと?とヨーカにつっこまれつつ)とりあえず、Win Win サンタってことで」
百花「都愛のせいで言いたいこと忘れたけど、家族や周りの人の支えがあって私たちは助けられてるなぁ、需要と供給が成り立ってるっていうか(美咲思わず突っ込む)」
美咲「一年ぶりくらいにガーデンシアターに戻ってきて、ライブにまたこうして見に来てくれて嬉しい反面、今もステージは怖いし、影で緊張してる。でも大好きだから……」

みんなのMCを聞いてじんわりきました。
この子たちはほんとファンがなにを願うかを知ってる。
だからこっちも応援したくなるんだけれど。

ラスト二曲へ。

HERE WE GO

恋するカモ

そして明日の最終公演を残し、僕たちのShangri-laへの旅は終わりを迎える。
理想郷にたどり着ける明日――、僕たちはどんな景色を観られるのだろう――?

――以上、本日の余談でした。
明日もがんばります!

抜けあったらご指摘ください!



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