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余談『久しぶりにリリイベ行ってきた』

リリイベの朝

「ペガサスの朝」(五十嵐浩晃)という歌があった。

たしか明治のチョコレートのCMソングで流れていた思い出がある。
1980年のことなので自分が13歳、つまり中学生の頃だ。
甘酸っぱい気分をたくさん味わったあの頃――、
更に言えばバスケットボール部なんてものに入ったりして毎日毎日練習に明け暮れていた、そんな時代でもあった。

「藤咲、好きな子いる?」
とクラスメートの女子(割とかわいい女子バスケ部の子)から問われて
「い、いるよ」(いない。なんとなくな照れ隠し)
と反射的に応えてしまったが、あのとき「いないよ」と言ったらどんな反応が返ってきたのだろう?
恋愛とは分かれ道の連続。
後悔後に立たず。
更には恋愛の失敗は役にも立たないことが多い。(本人が反省していれば別)

なぜかそんなことを思う朝だった。

朝6時、始発のバスに乗る。
夏至前のこの季節、空は明るく街の色ひとつひとつを感じ取ることができる。

特に急がなくてもいいのだけれど、気が急いて家にいるのが辛くなる催事。
推しのリリイベである。

Lucky²「こくご・さんすう・りか・恋愛!」


Girls²×iScream「D.N.A.」

イオンレイクタウンkazeでこの二組のリリースイベントが行われるのだ。

毎週放映中のアニメ『ひみつのアイプリ』の監督なんてものを仕事にしていると、プライベートの時間でも仕事をこなしていかないと次の仕事に支障を来す可能性がある。
とはいえ監督二人体制のお陰である程度の役割分担をなんとなくしているのでちょっとした努力次第で時間を作ることもできる。

それが今日だ。

担当話数の絵コンテ作業はあるものの――、脚本家なのになんで絵コンテ?という疑問は置いといて、――〆切がまだ先なのとアイデア拡張のタイミングなのでなんとか調整できた。
(チェックすべき上がりの映像はあるので帰ったら観るけれど)

こうして作った時間ではあるけれど、準備時間はあまりなく、ネムボというか、最推しのイラストというからくがきというか、を描くので精一杯。

杉浦優來「こくご・さんすう・りか・恋愛!」衣装Ver.


いつもなら基本箱推しなのでメンバー全員のフレークシールとか作ってファン同士の交流のために持って行っていたのに今回はなし。
久しぶりに身体ひとつで勝負する気持ちで臨んでいる。

そんなことを思いながらこの記事もリリイベ会場となるイオンレイクタウンに向かう武蔵野線の車中で書いている。
現在、東川口駅についたところだ。
あと二駅で着いてしまう。

イオンレイクタウン

イオンレイクタウンは数カ月ぶりの来訪。

Girls²「アクセラレイト」のときで、このときは雨も降っていて寒かった。
しかしあのときの引きはよく、405番で400番台からの入場だったので最前が取れたという縁起のいい場所。

そんなこともあったが、今回、現金購入でありそこまで積めないことがわかっていたのでLucky²は2枚(最終的に3枚)、Girls²は1枚のみの購入となった。

結果、こんな感じでした。

294がLucky²、668がGirls²

番号はそんなによくない。
Lucky²は整理番号順の入場なので、294番目の入場となる。
会場のキャパ的に300ぐらいだと思うので、かなり後ろなので人の隙間から見えるか見えないかチャレンジをする必要がある。

Girls²の場合は100番刻みで入場順の抽選を行うので600番台がスタートであれば68番目の入場となる。

どちらにしろ最前列は取れない。

まあ、今日はそんな日なのだ。
リリイベ運は小吉程度かもしれない。
(でも引いた写真はかなりいいものが来ている。全員撮影の最推しの杉浦優來、比嘉優和、森朱里のサインはかなり嬉しい)

今年は「怒らない」「羨まない」をモットーとしているので気分を変えるべく、イオンレイクタウンmoriにあるモーリーファンタジーというゲームセンターに向かうことにした。

なぜならば、そこには『ひみつのアイプリ』が置いてあるからだ。

『ひみつのアイプリ』


『ひみつのアイプリ』はアーケードゲームである。

対象とするユーザーは未就学児童~小学校低学年くらいをターゲットとした「かわいい」をテーマとした音楽ゲームである。
プレイ代金の100円を投入するとカードが一枚排出される。
それ(もしくは自分の持っているカード)をつかって音楽に合わせ指示通りに動かし、あたかもダンスパフォーマンスをする「アイプリ」となってオーディションに参加し、スコアを競うというものである。

2024年6月現在、このテレビアニメがテレビ東京系で放送されており、
実のところ自分はこの作品の監督のうちのひとりだったりする。

つまり自分がこのゲームをプレイすることは取材にほかならない。
つまり仕事なのだ!

もう一回かいとく。

仕事なのだ!

――で、2024年6月6日より第二弾のカードセットが投入され、監督である自分は「仕事のために」それを揃えようとしている。

仕事のためだ!

「かわいい」とにやけてプレイはしていない!

真剣に「パーフェクト」を狙っているのだ。

――で、現在開かれているアイプリグランプリというモードを一日一回優勝するというのがプレイできる際の日課にしている。
そして今日、その結果ひいたのが以下のカード。

サインつきはレアです

☆4のロマンスシャンデリア(タマキ)と
☆4のマジシャンキャット(みつき)である。しかもこちらはパラレル。つまりレア。

見てのとおりかわいい。

自分が5歳の女の子なら「ママー! みつきちゃんでたよー!」と叫んで走り寄ってるはずだ。

そんなわけで、今日はアイプリ運がいい日となっているらしい。
リリイベ運はそこまででもないけれど。

Lucky²「こくご・さんすう・りか・恋愛!」リリイベ

セトリは以下。
①ラキラキLOVE!
②Dub♡Love!!(新曲カップリング)
③こくご・さんすう・りか・恋愛!

今回、リリイベ初日であり、曲は先に聞いていたけれど、パフォーマンスを見るのは初。
更に衣装を生で見るもの初なので、是が非でも来たかったのだ。
あいにくと人垣の間からなんとなく覗く感じで見ることしかできなかったが、それなりに満足したリリースイベントだった。

特にDub♡Love!!はど真ん中アイドルソングであり、ポジティブ恋愛ソング。
これまでLucky²の色のひとつであったネガティブの中の小さな希望的青春ソング(神様Noでも僕らはYes、Shooting Star)とは真逆のもの。
それでも耳には幸せな感じが残る良曲。
そして曲中台詞パートは日彩の出番。
聞いたら照れる。
なので是非、リリイベにいって聞いてもらいたい。

特典のお見送り会でも、久しぶりに会うメンバーたちにひとり0.5秒程度の挨拶(最後に優來がいたのでこちらは3秒粘った)
優來のイラストをみせたり、アイプリの仕事をしていることなどを報告(監督発表があった際にも伝えた)、引いたフォトを報告と、普通のファンがやることをやって大満足。

会うだけで元気になれる。
これがLucky²の魅力。

活力でたわ。
そして絵師さん交流もできたので満足。

Girls²×iScream「D.N.A.」

こちらのリリイベのセトリは以下のとおり。
①Be Real(Girls²×iScream)
②iSyyy like that(iScream)
③どっち!?(Girls²)
④D.N.A.(Girls²×iScream)

初めて聞いたBe Real、とてもオシャレ感のある曲でした。
D.N.A.のゴリゴリな感じとはまた違ったムード。よく言えば女性的な魅力がある等身大な感じかなと。

今回のリリイベは優先エリアに入っても人垣の後ろになりそうだったため、無料観覧エリアの二階に移動。こちらも人垣の間というか、腰と腰の隙間から下を覗き見るような雰囲気で曲を感じる形で参加。
途中で帰ろうかとも思ってたんですが近くにらきらき村の若者たちがいたので最後まで見てしまいました。

一日を振り返ってたこ焼き

リリイベ終了後、ずっと立っていたので脚を少し休めたく、フードコートに移動。
軽食を――とも思ったのだけれど、たこ焼きくらいしかなく、それをシェアして、大学生の若者絵師、JK、JDと食べるという――自分が保護者のような雰囲気で今日のリリイベを振り返ったり。
途中からはアイプリのことを話したり。(JDが遊んでくれていた)

遠くを見ると、オッサンたち(自分から見れば若者たち)がなんか飲み会をしていたようだけれど、こちらは青春真っ只中。
「ペガサスの朝」が似合うようなお話に花を咲かせてみた感じでした。

Lucky²は追加でリリイベが発表されていましたが、自分が参加できる日程はあまりなく――、もしかすると今回はこれが最後かも。

仕事という現実と向き合うためにも、今日という気分転換の一日が大切だなと思いました。

――でももう一回くらいLucky²行きたいわ……。Girls²の代々木があるからそれで十分かもしれないけれど。

以上、本日の余談でした。
次回をお楽しみに。




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