fujiko
すこし前に観た映画のことなど。 Bill Evans『time remembered』 「音色」という言葉はこの人の奏でるピアノのためにあるんじゃないかなと思うほど、優雅で空間的。その絶妙な打鍵を映像で見ることができるという意味でも貴重な映画。 個人的には、自分がどんなにかビル・エヴァンスの音楽を愛しているか、涙を流して再確認したドキュメンタリー映画だった。 マイルスに貢献しまくったkind of Blueはもちろん、スコット・ラファロとの軽妙な掛け合いのIsra
鎖骨が折れている痛みのせいか(詳細略)溜まった疲れのせいなのか、悪夢をよく見てうなされる。 起きてからもしばらく強い悲しみと怒りに引きずられて呼吸が乱れるぐらいの悪夢だ。 どんな夢だったの、とやさしく聞かれたので、隣で背中をさすってくれている人に夢のダイジェストを話すと、 「あの…ストーリーだけ聴くとめちゃくちゃコミカルなのに、ギリギリのところできっとシリアスなんだね」と笑いをこらえた声で言われた。 胸の痛みが取れない私は、何がコミカルなものかとぜいぜいしながら、
幼い頃から、鰻が大好物である。 本当は土用の丑の日だからなんて言わずに年中食べたいぐらい好きなのだが、懐具合的にそういうわけにもいかないので、夏になると満を持して一気に鰻熱のボルテージが上がる。 今年は生後3ヶ月の赤子がいるため、お店でのんびり幸せを噛みしめながら大人の時間を過ごすというわけにもいくまいと、あちこちの鮮魚コーナーを物色して、三河産の良さげな鰻の蒲焼を2枚購入した。 フライング土用の丑。 はやるハートが前のめり。 大好きな鰻を購入し、浮かれて帰宅した私は