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大量殺人兵器を作るお金は人を助ける金の80倍

兵器を作るために使われているお金って人の援助に使われるお金の80倍何だって。

これは、2018年8月9日長崎の平和式典に参加した国連事務総長のグレーテスさんの発言です。

国連事務総長として初めて被爆地・長崎の平和祈念式典に参列したグテーレス氏の演説は、名指しは避けながらも、国連加盟国の大半が賛同した核兵器禁止条約に背を向けて「使える核」の開発をめざすトランプ米政権に向けた強い抗議のメッセージを込めた。米国から国連への「圧力」も強まるなか、米ニューヨークの国連本部では言いにくいことを、長崎から世界に発信したようにも見える。

人を助けるためよりも人を殺すためにお金が使われている。
考え方によっては、人を守るために兵器を開発しているとも言えそう。

それに現実では、危険な国も核を初めとする兵器を開発している。
これに対抗するために、アメリカはさらに核兵器を作らなければならないのかもしれない。

またアメリカは自分の金を何に使おうが自由で、他の国で困っている人はその国が助ければ良いと思っているのかもしれない。

これについて僕には、述べるほど知見がない。
ただ人道支援に必要な額の80倍のお金が兵器に使われているのは、
愚かだな、と思う。

利己的な人間は、愚かだ。

この記事を読んだ後に、長崎市長の式典での平和宣言を読んだ。

全文はこちら

その中で

長崎の核兵器廃絶運動を長年牽引(けんいん)してきた二人の被爆者が、昨年、相次いで亡くなりました。

とありました。

核兵器は今もなお作られ続けているのに、それを体験した人は亡くなっている
悲惨さ。

隣国が兵器を持ったら抑止力のために我が国も兵器を、と考える人もいるけど
兵器も核兵器も人を殺傷するものとして変わりがないと思う。

先日読んだ、サピエンス全史から考えると
我々猿人は、他の猿人を滅ぼし(自滅した猿人も)、ホモ・サピエンスのみ生き延びた。
ホモ・サピエンスのみになっても争いは無くならなかった。
それが今も続いているんだ。

きっとも僕らは本能的に争いをやめられないのかもしれない。
殺戮をやめられないのかもしれない。

僕らの認識には、「私(たち)」と「あなた(たち)」という対立概念があって、
私たちは仲間、あなたたちは敵という認識があるのかもしれない。

敵を作る事で仲間意識を高める。

中国が政府に対する不満を消すために、その矛先を日本に向けるように。

でも、本能的に敵を作るとしても、
本能的に争いを好むとしても、

僕らは野蛮人ではない、というプライドだけは持っているだろう。
人の笑顔を奪う行為
人を悲しませる行為
人を嘲笑する行為
人を傷つける行為
こんな行為を行う者は、野蛮人だ。

僕は、僕らは野蛮人ではない。

兵器を捨てよう。

お・わ・り

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