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大規模分譲地とは?宅地との違いや魅力を紹介

マイホームを探していると、「大規模分譲地」という文字を見かけることがあるのではないでしょうか。

住宅の土地にはさまざまな種類がありますが、近年は大規模分譲地が増えています。

大規模分譲地とはどのような土地なのか、メリットやデメリットを併せて分かりやすく解説します。


大規模分譲地とは

大規模分譲地とは、複数の住宅用地に分割して販売する土地のことです。

開発業者や不動産会社が土地を取得し、基盤整備や道路、公園、共用施設などの整備を行った上で、分譲を行います。

ひとつの土地を複数の区画に分けて住宅を建設することで、新しい街が形成されることが特徴です。

大規模分譲地は、都市や郊外の需要に応えるために開発されることが多く、一般的には数十から数百戸以上の住宅が建設されることがあります。

1戸~10戸ほどで構成される分譲住宅地は、小規模分譲地と呼ばれます。

多くの住宅や土地が一括して販売されるため、購入者は希望に合った立地や価格の土地を選べることがメリットです。

大規模分譲地では、公園や商業施設、教育施設などの共用施設が整備されることもあります。

分譲地と宅地の違い

宅地とは、住宅の建築に利用される土地のことです。

分譲地も住宅を建てるための土地ですが、宅地は個別に販売される点が異なります。

また、宅地の販売にはガスや水道などのインフラの整備や共用施設の提供は含まれず、土地の所有者が自身で必要な建築手続きや設備の整備を行う必要があります。

要約すると、分譲地は不動産開発業者によって複数の区画に分けられ、土地と建物の組み合わせを販売する形態であり、インフラの整備が行われます。

一方、宅地は個別に所有され、土地自体が単体の不動産であり、インフラの整備は含まれません。

大規模分譲地のメリット

大規模分譲地のメリットは3つあります。

  • インフラが整備されている

  • ご近所との交流が生まれやすい

  • 快適に暮らせる

インフラが整備されている

 大規模分譲地では、開発業者や不動産会社が道路や水道、電気、ガスなどのインフラ整備を行います。

土地代にインフラの整備費用が含まれており、個別に宅地を購入するより手間も費用もかかりません。

ご近所との交流が生まれやすい

大規模分譲地では、多くの住宅が集まるため、近隣の住民同士の交流やコミュニティが生まれやすいです。

同世代が集まることが多いので、特に子育て世代は、親子共通の友人がつくれるかもしれません。

住民同士が交流し、地域のイベントや交流活動が行われることで、コミュニティの絆が深まれば、地域の安全や安心感も高まる可能性もあります。

快適に暮らせる

大規模分譲地は、開発業者がまとめて住宅をつくるため、街並みが統一されています。

また、公園や歩道なども計画的に整備され、住みやすい環境が整えられていることがメリットです。

大規模分譲地のデメリット

大規模分譲地のデメリットは以下の3つです。

  • 施工業者が選べない

  • プライバシーの懸念

  • 交通や公共機関への影響

施工業者が選べない

分譲地の多くは、家を建てる際の施工会社があらかじめ決められています。

また、住宅のデザインや間取りなどもある程度決まっているケースが多く、自由に家を建てることはできません。
大規模分譲地は制約が多いので、マイホームにこだわりがある人には、向いていません。

プライバシーの懸念

 大規模分譲地では多くの住宅が集まるため、住宅同士の距離が近くなることがあります。

その結果、住宅の密集度が高くなり、隣近所とのプライバシーの確保に課題が生じるかもしれません。

生活音などのトラブルにも注意が必要です。

交通や公共機関への影響

大規模分譲地によって住民が増加し、周辺の道路や教育施設、医療機関などのインフラストラクチャーへの負荷が増えることがあります。

既存のインフラが十分に対応できない場合、交通渋滞や施設の混雑、教育や医療の質の低下などが懸念されます。

また、大規模分譲地は駅から遠いケースが多いので、電車を使った移動はしづらくなるでしょう。

大規模分譲地と宅地はどっちがいい?

大規模分譲地にも宅地にも、それぞれメリット・デメリットがあります。

大規模分譲地はまとめて開発するぶん、1軒あたりのコストが抑えられているケースが多いので、価格重視の人におすすめです。

また、水道やガスを引いたり、間取り・デザインの打ち合わせをしたりといった手間をかけたくない人も、建物とセットで販売される大規模分譲地が向いています。

逆に、マイホームにこだわりがある人、周りと同じような家に住みたくない人は、大規模分譲地をおすすめしません。

自分で宅地を探し、注文住宅を建てる方がいいでしょう。

まとめ:自分に合った土地を選ぼう

大規模分譲地は、広い土地を複数の住宅用地に分割して販売する土地です。

インフラが整備されている、ご近所との交流が生まれやすい、快適に暮らせるというメリットがあります。

一方で、施工業者が選べないこと、プライバシー性が低い可能性、交通の便がいまいちなことがデメリットです。

大規模分譲地と宅地のどちらが合っているかは、生活スタイルやマイホームに希望すること、予算によって異なります。

実際に大規模分譲地を見て、自分に合った土地かよく考えてみましょう。

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