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住宅ローンを借り換えるメリットと注意点

年々、住宅ローン商品が増えていることもあり、借り換えは一般的になってきました。住宅ローンを借り換えることにはさまざまなメリットがあります。

しかし、同時にデメリットもあるため注意も必要です。今回は、住宅ローンを借り換える際のメリットと注意点について詳しく紹介します。


住宅ローンを借り換えるメリット

住宅ローンを借り換えるメリットは以下の通りです。

  • 金利を安くできる

  • 生活に合った返済額にできる

  • 団体信用生命保険の補償を見直せる

住宅ローンを借り換えるメリットは、金利を安くできる可能性があるという点です。最近はネット銀行を中心に低金利の住宅ローンが増えています。もしも借入金利を引き下げられたら、月々の返済額が減少して総返済額も抑えられるかもしれません。

住宅ローンは長期間にわたる大きな負担となるため、金利の引き下げは家計にとって大きな節約につながります。

次に、生活に合った返済額にできることもメリットです。住宅ローンの借入時には返済額が適切だったとしても、転職や子どもの成長など、環境の変化によって負担になることもあるでしょう。そんなとき、借り換えを機に返済額を調整すれば、生活に負担をかけずに返済を続けられます。

さらに、住宅ローンを借り換えることで、団体信用生命保険の補償を見直すこともできます。団体信用生命保険は、借入人にもしものことが起きた場合、家族や相続人がローン残高を背負わなくても済むようにする、住宅ローンの返済保障制度です。

団体信用生命保険の内容や補償額は契約内容によって異なるので、住宅ローンを借り換える際に見直しも検討することで、より適切な補償を選べます。

このように、住宅ローンを借り換えることで、より効率よく健全に返済できるでしょう。

住宅ローンを借り換える際のデメリットと注意点

住宅ローンを借り換える際のデメリットや注意点は以下の3つです。

  • 諸経費がかかる

  • 金利の変動リスク

  • 審査は厳しくなる可能性がある

  • 住宅ローン控除から外れる可能性がある

住宅ローンを借り換える際には、事務手数料や登記費用といった諸経費がかかります。事務手数料は金融機関に支払う手数料で、金額はピンキリです。

登記費用は、住宅ローンの借入時に設定した抵当権を抹消し、新たに設定する際に発生します。登記費用の目安は、20万円前後です。

諸経費が高くなると、借り換えによる節約効果が薄くなってしまうので、事務手数料に特に注意しましょう。

新しい住宅ローンの金利が変動金利になる場合、将来の金利上昇リスクが生じます。金利の変動によって返済額が増加する可能性があるので、金利種については慎重に検討しましょう。

住宅ローンを借り換える際には、再度の審査が必要です。基本的には、返済実績があることから審査が厳しくなる可能性が低いでしょう。しかし、健康状態に問題があったり大幅に収入が減ったりしている場合、審査が厳しくなる可能性があります。

もしも住宅ローンを借り換えることによって借入期間が短くなれば、住宅ローン控除から外れる可能性がある点にも留意しましょう。住宅ローン控除の適用要件は、新しい住宅ローンが10年以上の償還期間であることです。

これらのデメリットや注意点を考慮して、住宅ローンの借り換えを検討する際には慎重に計画を立てましょう。

借り換えを検討する際のポイント

「住宅ローンを借り換えたのに思ったほど安くならなかった」このようなことにならないためには、以下のポイントを確認することが重要です。

  • 住宅ローンの残高

  • 住宅ローンの借入期間

  • 借り換えで生まれる金利差

借り換えのメリットを得るには、住宅ローンの残高が1,000万円以上かつ借入期間の残年数が10年以上であることが目安になります。また、借り換えで生まれる金利差が1%以上であることも重要です。

基本的に、住宅ローン残高と残年数が多く金利差が大きいほど、借り換えのメリットは大きくなります。

上記の3つを目安に借り換え先の住宅ローン商品を探し、具体的に試算してから申し込むようにしましょう。

住宅ローンの借り換えが向いているケース

住宅ローンの支払いが負担に感じている場合、住宅ローンの借り換えを検討するのがおすすめです。

借り換えによって、現在の住宅ローンの借入金利から1%以上下げられるか確認してみましょう。金利が下がったタイミングで借り換えられれば、毎月の返済額を大幅に減らせるかもしれません。

借り換え時に返済期間を長くすれば、さらに住宅ローン返済の負担を減らせます。逆に返済期間を短縮すれば、より早く住宅ローンを完済することも可能です。

2024年現在は、まだ低金利を維持しています。金利が高いときに住宅ローンを組んでしまった人は、試しに借り換え後の返済をシミュレーションしてみてはいかがでしょう。

金利の動向についてはこちらの記事をご覧ください→マイナス金利の解除で住宅ローンはどうなる?わかりやすく解説

まとめ:メリット・デメリットを念頭に置いて借り換えを

住宅ローンを借り換えることで、金利の引き下げや返済条件の改善が期待できます。一方で、諸経費がかかることや金利の変動リスクなどには注意が必要です。

もしも家の住み替えを検討している場合は、借り換えではなくつなぎ融資を利用するのもいいでしょう。

つなぎ融資や住宅ローン、マイホーム購入についての疑問やお悩みがあれば、フジケンへご相談ください。

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