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ポルトガル2023TIP④ 空港

今、空港は本当に混んでいます。コロナ禍で旅行が自由にできなかった分、その反動で混んでいます。

・東京国際空港(羽田空港)

行きは深夜便だったので、国際線には22時過ぎに入りました。まだまだ便が多い(むしろ、深夜便が羽田の本骨頂)のにも関わらず、免税店は多くが閉まっていて、ウィンドウショッピングが楽しみだった妻はガッカリ。

日本の空港はキレイです。トイレに行けばすぐにわかります。変な匂いがしません(笑)

今、国際線は手荷物検査前に搭乗券をかざすゲートがあります。これ、最初はJALやANAの国内線が最初に始め、そのうちヨーロッパやアメリカでも運用が始まり、羽田の国際線にも入るようになったようです。ただ、子どもには難しいので、子連れは優先レーンに入ります。出入国審査も18歳以上は自動化ゲートを利用できますが、子連れは優先レーンです。

ただ、係員はいっぱいいるけど、意外に効率が悪いような感じがするのは気のせいでしょうか。ヒースローも係員が多いけど、ある程度織り込み済みなので、期待が大きいがゆえなのかもしれませんね。

羽田空港にて

・ロンドン・ヒースロー空港

ヒースローはあっちこっちにターミナルがあるので、ターミナル間を移動する場合は「Flight Connections」のバスに乗ります。普通の大きさの路線バスなので、混んでいると乗り切れません。ターミナルが一緒のヘルシンキ、フランクフルト、アムステルダム。少し離れていても地下通路などで結ばれているパリに比べると、移動が大変です。乗り物や働く車が好きな息子は、目を輝かせて外を見ていましたが(笑)

ヒースローは乗り継ぎだけなので、見た印象のみを触れますが、ヒースローの入国審査はUK+一部の国(アメリカ・カナダ・シェンゲン・日本・韓国他)のレーンと「All of Passport」のレーンがあり、日本人はUKレーンを利用することが可能です。また、我々のような子連れで自動化ゲートを使えない場合でも、UKレーンに入ることができます。シェンゲンエリアからの入国者も利用できます。リスボンでは日本人も最近までEUだったイギリス人も「ALL of Passport」レーンになっちゃうんですけどね。

ヒースローでは行きはT5、帰りはT3でした。T5は建築当時「イギリス最大の建築物」と本当に巨大な建物で、お店や設備も整っていますが、朝でフライトが集中していたせいか、とても混んでいます。帰りのT3は昔からあり、私も11年前に利用していますが、付け足しで建物が大きくなったせいか、迷路です(笑)そんでもって、人で溢れています。目的を絞って回らないと、迷います。

ロンドン・ヒースロー空港にて

・リスボン空港

中心部から車で20分以内で行ける、丘陵地にある便利な場所にある空港。比較的古くからある空港ですが、この空港も迷路です。まず、設備に対してボーディングブリッジが圧倒的に不足していて、今回4フライトが絡みましたが、全部バス+タラップでした(笑)

最初、ポルトガルに来た時と今回はどちらもロンドンからのBritish Airwayでした。どちらもシェンゲン外からのフライトですが、バス降り場からイミグレーションまで、本当に遠い。そして、手荷物返却所も何だか入り組んでいます。画面でどこから荷物が出るかを確認しないと迷います。

また、チェックインカウンターも入り組んでいます。フラッグキャリアのTAPポルトガルは入り口のすぐそばにあるので便利ですが、その他の会社は0.5階上がったところにあり、エレベーターで上がるか、カートから荷物を下ろして、歩く歩道で上がらないと辿り着けません。

また、その後の手荷物検査のレーンも何だか入り組んでいます。私たちはスタッフの誘導で優先レーンを利用することができたのですが、ちょっと時間が迫っていると焦る感じです。

さらには搭乗待合室もヒースローと比べるとキャパオーバーです。マデイラ島に向かう際に搭乗券に書かれているグループに並んでいると、もうどのグループかよくわかりません(笑)挙げ句の果てに、前に並んでいた家族が他のところで待っていた家族を搭乗時に呼び寄せ、2人待ちがいつの間にか10人ほどになっています。それを見て、我々の後ろに並んでいた夫婦が怒り出し、言い争いです(笑)でも、結局バス搭乗のため、バス乗り場で待たされるんですけどね(笑)

ロンドンに向かう際はステータスホルダーのカウンターで並んでいると、数組前のアジア系のグループがなぜか時間が長くなっていて、いつの間にかエコノミークラスのカウンターの方がよく進む。そのグループのうちの1人がなぜか荷物を持って、どこかに行きますが、また再び現れ、なかなか進みません。結局終わりましたが、このグループはロンドンのラウンジにもいました(笑)

そのうち、エコノミーのカウンターが空き、呼び出されていくとその人がポルトガル人で日本語を話します。「日本語難しいね」とその人が言いますが、息子に「お名前は?」と聞き、息子も自己紹介をします(笑)最後には息子が「バイバイ」というと、スタッフが「バイバイ、かわいいねぇ〜」と返していました。妻と一緒に笑ってました。

帰りのフライトは北米方面に飛ぶ便も一緒のため、シェンゲンの出国審査は大混雑。でも、スタッフと入国審査官がテキパキと仕事をしてて、流れは悪くない。意外にポルトガル人はいざという時は仕事ができる模様(むしろ、帰りの羽田空港の税関関係が…のような感じ)。

リスボン空港にて

・マデイラ空港

「クリスティアーノ・ロナウド空港」という正式名称の空港。マデイラ島は十分な広さを確保できる平地がなく、滑走路の一部が高架橋になっております。欧州でも有数の、離着陸の難しい空港のようです。

丘陵地帯にあるため、到着ロビーと出発ロビーは0階(日本の1階)にあるのですが、そこから駐車場は崖の下のような場所にあり、エレベータに乗ると、到着ロビーは0階ですが、駐車場はー4階にあります。ただ、地下ではなく、地上です。

空港内はボーディングブリッジはなく、全てタラップ対応です。また、多くの場合は飛行機からターミナル、またはその逆は徒歩です。写真いっぱい撮れます。警備員に目をつけられない程度に(笑)

ターミナルビル自体は2階建てで、1階でチェックインが終わると、2階に上がってセキュリティチェックです。でも、空港は全てタラップ対応じゃないかと?実は、セキュリティチェックが終わると免税店がいっぱいあります。ここはヨーロッパでも有数のリゾートディスティネーション。ヨーロッパ中からフライトがあるため、お店は本当に多いです。また、2階の滑走路に近い側がテラスになっていて、飛行機を見ることができるのと、喫煙所になっています。そこから再び1階に降りて、搭乗口です。

マデイラ空港にて
マデイラ空港にて

・ポンタデルガダ空港

アゾレス諸島、サンミゲル島にある空港で、この地域のハブ空港になっています。ここの空港も全てタラップ対応です。今回、ポルトガル関係では5フライト乗りましたが、全てポルトガル国内ではタラップ対応でした(笑)

ターミナルビルは2階建てではあるものの、レストランや待合所があるだけで、出発・到着も全て1階です。マデイラ島に比べると、ヨーロッパ便が少ないため、お店の数は少ないです。ブランド品を扱う店もありますが、お土産屋さん程度の大きさです。ただ、この空港がある、アゾレス諸島最大の都市ポンタデルガダ市内に、有名ブランドショップは見かけなかったので、もしかしたら島ではこの免税店が唯一かもしれません。

ただ、ここはアメリカ大陸便が多く、ボストン・トロント・ニューヨークにフライトがあります。また、リスボンやポルトの他に、アゾレス諸島の空港へのフライトがあるため、フライトの数は意外に多く、島間のフライトはプロペラ機ではあるものの、ただでさえ大きくない空港にお店や出入国関係の施設があるため、ピーク時には座る場所の確保も大変そうです。

ポンタデルガダ空港にて
ポンタデルガダ空港にて
ポンタデルガダ空港にて


(この項、了)

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