選り好みをしている

noteを毎日更新しようと決めたのは休みの日だった。

休みの日が初日ということは、いろいろ今後の妄想をして、わりとじっくり時間をかけて、初回の記事を書くことができた。

初めの数日も、勢いがあるからなんとか書けた。

問題は初速が落ちてからだ。

平日に、休日ほど書く時間も考える時間も割くことができない。

朝はバタバタしてるし、夜は疲れてて眠い。

だから、なるべく短い時間で、簡単に、できることを探そうとする。

なんとなく書いてみようと思うネタはある。

でもそれを形にするのは時間がかかりそう、骨が折れそう、などと思うと、よくてメモ書き、悪ければ思い浮かんだだけで没としてしまう。

もっと、もっと簡単に書けそうで、且つおもしろそうで、しかも自分らしいやつ。
それでいて書いたらウケそうなやつ……

というふうに、書かないほどに欲望は大きく膨らんでしまう。

まさに眼高手低。

◇

これ何かすごくデジャヴだなーと思ったら、昔漫画描こうとしてたときもそうだったし、お話作りに専念してたときもそうだったことを思い出した。

きっとここにあるのは自意識という名のブレーキではないか。

かつて漫画描いてたころの、このブレーキの突破するやり方は一つだけあって。

それは「とことん自分を追いつめる」だった。

もう逃げ場がないくらい追いつめると、ある種の諦めが発生して、それでようやく進むことができた。

それで達成感が最終的に得られればよかったものの、実際はそれを上回る徒労感があって、肉体的精神的にかなり追いつめられてしまった。
（当時の私を知る人からすれば、その程度で何言ってんのって噴飯ものだろうけど）

そして最後どうなったかというと、苦手意識だけが残ったのだった。

あかん。あかんでこれは。

◇

というわけで、今回のnote毎日更新の挑戦は、あまり気負わずスポーンと出力できるようなメンタル調整もカギなのではないかなと思ってきたのだった。