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2023年7月の記事一覧
日銀が臨時国債購入 YCC修正も金利抑圧
日銀が7/31に臨時の国債購入を実施しました。
先週金曜にYCC修正に踏み切りましたが、金利を抑える措置にでたわけです。
でも、日銀のオペ(金融調節)ってマニアックですよね。もともと小難しそうなうえ、「YCC調整後に金利抑圧」って、ますますワケがわからなさそうです。
そうはいっても、今回は注目が高く、為替も株価も結構動いています。Twitterでも解説の要望があったので、臨時解説します。
一夜あけて整理 YCC修正 & 市場反応
ここ数日、日銀の記事をたくさん流しました。
そして、この半日あまりでいろんな市場反応もありました。
注目度が高いながらも、やっぱりいろいろ難しい…。そこで、YCC修正から一夜あけたところで、ポイントをまとめたいと思います。
◆ 市場は乱高下まずは為替。
かなりの乱高下です。
7/28 AM2:00に日経新聞が「日銀、金利操作を柔軟運用」と報じ、一気に円高が進みました。昼の発表後は乱高下の
植田総裁会見 サクッと解説
植田・日銀総裁の記者会見が終わりました。
「主な発言」→「後藤の総評」→「発言を少し詳しく」の順でまとめました。(16:50ごろ、ひとまずの編集を終了しました)
◆ 主な発言◆ 総評
日経「YCC修正議論」報道を解説
日経新聞が7/28未明に「日銀、金利操作を柔軟運用 上限0.5%超え容認案」と報じました。
この報道で、為替や株価が大きく動いています。
この報道を踏まえ、日銀が実際に修正に動く可能性や、報道にある修正が実現した場合の「市場への影響」や「日銀のねらい」を解説します。
◆ まず可能性
あす日銀会合 直前ポイント整理
あす7/28(金)正午ごろ、日銀・金融政策決定会合の結果が公表されます。
今月、いろいろ日銀解説記事を流してきましたが、きょうは私自身のビューも交え、コンパクトにポイント整理をします。
◆ まず市場の見立ては…7/27昼時点では、金融政策は現状維持との見方の方がやや優勢です。10年金利の誘導上限を0.5%とするYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正もないという見立てです。
植田総裁が7
日銀入門④ どうやって金利を操作?
金曜にBloombergが「日銀は現時点でYCCの副作用に金融に対応する必要性は乏しいとみている」と報じました。一方、きのう読売新聞は「長期金利上限 議論へ 大規模緩和は継続」と報道。トーンもいろいろですね。
日銀会合は7/28(金)。月曜以降も報道や思惑、いろいろあって、マーケットの話題の中心となりそうです。👇金曜に「観測報道の向き合い方」をまとめていますので、まだの方はこちらもどうぞ。
日銀政策 「観測報道」の基礎知識
きょうの夕方、Bloombergが「日銀は現時点でYCCの副作用に緊急に対応する必要性は乏しいとみている」と報じました。
これをうけ、市場ではYCC修正の思惑がやや後退し、円安・株高が進みました。
来週7/28の日銀会合がどういう結果になるのか、私はわかりませんが、きょうはこうした事前の観測報道についての基本的な知識や向き合い方について解説してみたいと思います。
【日銀入門③】2%物価目標のそもそも
日本の値上げがなかなか収まりません。日銀の金融緩和修正観測は会合ごとに盛り上がりそうな雰囲気でもあります。
ただ、1週間後どうなるかということばかりに振らされるのではなく、もう少し大局観をもって、経済や金融政策をみる視点も大切だと思います。
今回は秋に出版予定の本の原稿の一部も使いながら、わかりやすくお伝えできればと思います。
◆ まず、なぜ「物価安定」が必要?
【日銀入門②】昨年のYCC修正を振り返る
7/28の日銀・金融政策決定会合に向け、「日銀入門」を連載しています。昨日の初回は「YCCのそもそも」。きょうは昨年12月の「サプライズYCC修正」を振り返りながら、今後の注意点を整理します。
前回をまだお読みでない方はこちらから👇
昨年12月の「サプライズYCC修正」を覚えている方は多いと思います。
でも半年以上たつと、細かいことは忘れますよね。しかも、いろいろややこしい解説がありました
【期間限定】コアメンバーを募集
【おことわり】
コアメンバープランへの応募は7/18 21:30をもちまして締め切らせていただきました。
予想を上回るご応募をいただき、入会をこれ以上受け付けると、既存のコアメンバーの方を含め、オフ会や番組収録見学の機会を余裕をもって提供できなくなるおそれが出たためです。
応募コメントもまた、予想以上にありがたいお言葉をたくさんいただきました。
心地よい学び・交流の場を築いていけるよう、み