見出し画像

入院続々一~五


マイディアの
再アップです。
申し訳ないけど
原文のままです。
大変高評価でした。
急いでアップするので
すみません。


入院続々  一

 

六月上旬
知り合いが入院続々である
まず一月下旬から連絡が取れず、他の人からもどうしたんだと話題になっていた人物の入院が判明した
もう入院四か月だそう
スマホの許可がやっと出たそうで、LINEで連絡がついた
地元の精神病院に入院中
生死にかかわると本人は言っていたが私からすれば、もうそろそろご入院の頃合ですねといったところ
数年おきに入院してるので仕事をしててもね、もうそろそろですねと達観しておりました
よく思うのですよ
お金がないから働く
けれど、その度に入院していて、仕事を変わり
入院を繰り返して、それ、お金減りますよ
仕事も辞めて、転職ですし
私は仕事より、入退院を繰り返すのがこりごりです
スマホの制限がかかると詩もスマホで書けなくなりますし、原稿も締切を守れず落とすことになります
メールで原稿を送るわけですし
そんなことを言っても通用しないのが精神病院の精神科医です
この方々は腹がたって、開き直るくらいに、制限をかけてきますから
本人に必要という名目の名のもとにね

入院続々  二

 

数か月前に退院したはずの方が再入院しています
入院先の病院以外の管轄のグループホームに入所していまして
本人に言わせると門限を守らなかったために再入院だそうです
本当かどうかは分かりません
よく分からないなりに想像するに
そんな訳が分からない理由で入院はないと思いますけどね
本当、よく思います
入院の理由を聞くと
入院本人はささいなことで入院したと言います
私としては、悪いけど、それだけの理由があると思うのですね
ささいなことで入院させるなら、精神病院いくつあっても足りません
社協さんがお金を持ってくると言います
今のグループホームが入所の際にそういう条件を出してきたそうです
それ、権利擁護です
つまり、通帳キャッシュカード印鑑に至るまで公的な機関に預け金銭管理を任せた訳です
社協さん
社会福祉協議会
一見良さそうですよね
権利擁護と言わないし
金銭管理から解放されて楽になる人もいます
人によって
週一、ひと月に一回
権利擁護がお金を持ってくる頻度は変わるようです
今回の方はひと月に一回
週一に比べたら金銭管理がしっかりしているのかもしれません
スマホもなくて
それもお金なので
権利擁護と相談な訳
売店でテレカを買いまして
公衆電話でなんでも連絡とるわけですわ
院外に出る許可出ないのか
タバコは吸いたい
持ってる人から一本五十円で買う訳
私はある友人のためにタバコを持ち歩いてまして
それを知っていて
他に人が居ないと
こちらに声を掛けて来る訳ですよ
一本、後日に払うからとお譲りした訳だ
また後日
権利擁護がお金持ってこない、また一本、譲ってくれと言う訳
これは懲りてお断りしました
なんでも、昨夜担当の看護師に権利擁護とひんぱんに連絡をとることを注意されたそうで喧嘩したらしいです
ほんと、精神病院の入院は入院本人には分からない理由で制限かかるから、経験済みですので、もうこりごりなんですよ

入院続々  三

 

病院内に障害者相談支援センターがあるが
そこのお抱えピアサポーターが入院した
女性でおばあさんに差し掛かり
地域で一人暮らしをしているが
日常は毎日院内デイケアに通い
権利擁護を週一で入れている
障害者相談支援センターにとって
そんなレベルのピアサポーターでいい訳である
病院やら色んなところと利害が一致するのだろう
こっちがピアサポーターの資格を取り
相談しても
雇わない
一人暮らしをして
デイケアを卒業し
デイケア以外で
この詩を発表する場等
社会で生き場所を模索する存在等
はっきり言って
障害者相談支援センターは
ピアサポーターとしてのモデルケースとして許さず
あくまでも
毎日デイケア通い
権利擁護を使い
入退院を繰り返し
その存在が
ピアサポーターとしての
モデルケースなのである
私としては
そう思うしかなく
そう結論づけるしかない

入院続々  四

 

割と私の詩に登場するグループホームの女の友人
去年冬から入院中である
実家に帰ったと連絡があり
しばらく連絡が取れず
心配していたら
入院中という訳
実家から病院まで送還らしいが
訳はよく分からない
この友人は
家族を偽物といい
それが妄想で
統合失調症である
その他の話題は
かろうじて通じる
しかし現在の出来事を
なんでも自分の過去と結びつけたがる
昔の恋人の誰々さんが今の別人なのに誰々さんやもんみたいな口ぶり
悪いけど
無人島に二人きりになりたくない
他の存在があるからこそ
私はこの友人の相手をしながら正気でいられる
タバコの差し入れはこの友人のため
二本百円
病院ではこの相場で通じるらしく
承知してもらっている


入院続々 五

 

まとめ

私は入院十年くらいしてません
いつも思っています
こんなにしっかり
妄想なくて
回復しなくても
良かったかなぁと
そうすれば
障害者相談支援センターで
ピアサポーターとして
雇われていたかもと
考え苦しみます
適度に常時支援が必要なくらいには
言い方悪いですけど
壊れている必要がありそうです
私は常時支援を必要としておりません
頑張って
パソコンの資格も取り
昨年ピアサポーターの最終講義が
Zoomでの形態であり
一人で対処しました
ほんと
こんなになんでも
出来なくても
良かったのにとつくづく思います
でもね
私だって
統合失調症になってから
片付けが苦痛です
掃除や家事全般
現在ヘルパーは入れてないけど
入れる方がストレスでして
家事や片付けや掃除できても
入院する人はするんですよね
私の最優先事項が
入院しないことで
しっかりすることであり
妄想をなくすことでした
その先に
妄想のない
客観的視点で
この詩を書く
富士伊真夜の誕生の
起源がある訳
ここまで
私の日本語通じてますかしら
何か通じないところあったら
疑問点でも構いません
気軽にメールください
お待ちしています

 

 

 

 

 

いいなと思ったら応援しよう!

ふじまや@詩人富士伊真夜
よろしければサポートお願いいたします。詩集の資金に使わせていただきます。