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藤井満
2021年8月18日 21:31
山と谷しかない免租の村 【役場周辺でさえも平地がわずかしかない】 奈良県十津川村は、熊野古道・小辺路の取材で2015年に訪れた。 全国一広い(672平方キロ)村だが、山と谷の連続で平地はわずかしかない。明治の大水害前の田の面積は235町(235ヘクタール)。ひとりが1年間で食べる量のコメがとれるのが1反(10アール)とされるから、当時の人口(1万2862人)の5分の1しかまかなえない