貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 157 社員の声が反映された経営計画書づくり?! 幹部と末端社員の温度差(大型店のお悩みシリーズ)第3弾

 幹部と末端社員の温度差を無くし、「全社員が一丸となって‥」と言うだけなら簡単ですよね。実際には、社員数が増え、店舗数が増え、社員間の接触機会が少ない状況では、容易いことではないですよね。頑張ってはいるけど、どこか冷めたチームになることもありますよね。その大きな要因として、会社のビジョンや方針が末端スタッフまで下りていないことが挙げられます‥という内容のお話を第1弾と第2弾でお伝えさせて頂きました。

 第3弾では、経営計画書の作成についてお伝えいたします。

 第2弾でもお伝えしましたが、経営計画書を作成する際に、『経営バランス中心』から、『ワクワクする夢中心』に変えることができたら、『全社員が一丸となって‥』と言う現象に近づけることができると思います。

 では、ワクワクする夢中心の経営計画書ってどのように作ればいいのでしょうか?作成方法は色々あると思いますが、私的には、どのように作ればいいのか?の前に、誰が作成した方がいいのか?が大事だと思っています。

 誰が作成した方がいいのか?

 普通なら「それって経営者の仕事じゃないの?」と思われるのはごくごく自然なことだと思いますが‥。と言うのも、経営者が一人で作成すると、経営者自身はワクワクするかも知れませんが、働く社員がワクワクするとは限らないですよね。私自身経験済みです。笑

 経営者が「10店舗、100人、6億を目指す!」って夢を語っても、社員からすれば、「でっ?私たちはどうなるの?」と、ワクワクしないことがありますよね。そうなんです。社員がワクワクする夢を盛り込むためには、社員の声を経営計画書に反映させることが必要だと思います。

 ですので、経営計画書を経営者一人が作るのではなく、みんなで作った方がワクワクする経営計画書になりますよね。

 社員数が少ない会社であれば、『経営計画作成するための夢合宿』を全員で行えばよろしいかと思います。

 社員数、店舗数が多い会社の場合は、幹部が集結しての幹部合宿を行います。その際、事前にそれぞれの各拠店のスタッフに、『夢アンケート(ESアンケート)』を実施し、集計したものを準備して幹部合宿で話し合います

 自分たちの働く会社がどうなれば、幸せな(夢のような)美容師生活を送ることができるのか?あるいは、

 自分たちの働く会社がどうなれば、会社に対しての不満や不安が無く、社員満足度が上がるのか?

 等のアンケートを行い、経営計画書に盛り込めば、社員の為の経営計画書が出来上がりますよね。

 そうなれば、会社の幹部と末端スタッフとの温度差が無くなり、頑張る目的が一つになり、『全社員が一丸となって‥』という会社に近づけるのだろうと思います。

 如何でしょうか?

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