貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 79 辞めるスタッフが多くて、一向に離職率が改善されない‥と悩んでいるリーダー必読!part 3 ジュニアスタイリスト時代編

  3年から5年かけて、やっとスタイリストデビューさせたのに、理由らしい理由も無く退職願。やりきれない気持ちになった経験はございませんか?

 一般的に、美容師の卵たちは、スタイリストデビューに向けて、自分の時間を使って練習頑張りますよね。デビュー前は、デビューしている先輩たちを見て、とても凄い人たちに見えましたよね。ところが、自分がデビューしてみて、しばらく経つと、「あ~美容師ってこんなものか~」って、何となく気が抜けて辞めてしまう美容師も少なくはありませんよね。

 そうなんです。美容師の仕事の楽しさを知らないまま、この業界を去っていくのは、もったいない話ですよね。ですので、ジュニアスタイリスト時代の離職率を改善させるためには、美容師の仕事の楽しさを教えてあげ、体験させてあげることが有効だと思いますね。

 美容師の仕事の楽しさって、何でしょう?

 スタイル提案をして、お客様にめちゃくちゃ喜んでもらえて、指名を頂き、口コミを頂き、紹介を頂く事だと私は思います。

 この体験ができないまま、あるいは体験値が少ないままだと、美容師としての仕事の楽しさを味合えないので、ただしんどいだけの職業になってしまいます。

 美容師にとって、一番大切な時期(期間)は、デビュー前の一年間と、デビュー後の一年間だと教えています。

 デビュー前の1年間は、基本スキル(完全コピー力)を徹底的に磨き、お客様が用意されているスタイル画像をそのまま完全コピーできる力を身につけるために取り組みます。

 デビュー後は、提案スキル(スタイル提案力)を徹底的に磨き、いかに、お客様の要望通りにせずに、こちらからの提案スタイルでワクワク感動してもらえるか?に取り組みます。

 お客様の要望通りに完全コピーできた時には、確かにお客様には喜んで頂けますが、指名で戻ってくるかどうか?でいえば、微妙ですね。

 満足するけど指名で戻ってこないレベルのことを『満足レベル』と呼んでいます。『指名レベル』ではないですね。

 『満足レベル』でスタイリストデビューをさせ、デビュー後一年間で『指名レベル』まで引き上げる取り組みをします。

 デビュー直後の取り組み方が弱いと、美容師の仕事の楽しさを味合わせてあげることができませんね。

 デビュー後の一年間を有意義に過ごすために、担当上司と、提案するスタイルを吟味選択し、マスターし、提案準備を進めていきます。

 提案する最大の目的は、売上を上げるためではなく、美容師としての仕事の楽しさを味合うことだと伝えています。

 デビュー後に、提案スキルを磨くための一年間を取り組むことができれば、ジュニアスタイリストの離職率は相当改善されると思います。お試しください。

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