貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 153 人間関係の良し悪しはスタッフ間の横の関係性ではなく、上司と部下の縦の関係性で決まる!?気薄な人間関係 (大型店のお悩みシリーズ)第2弾

 第一弾では、大型店の悩みの一つとして、スタッフ数、店舗数が増えるにつれ、人間関係が気薄になりやすく、スタッフ間が淡白な関係性になりやすいというお話をさせて頂きました。その結果、みんなで何かをやろう!とするときにどこか盛り上がりに欠けるチームになりやすくなります。

 先ずは、社内の人間関係に着目する必要がありますよね。第1弾でもお伝えしましたが、スタッフ間の人間関係の良し悪しは、スタッフ間の横の関係性ではなく、上司と部下の縦の関係性で決まるといっても過言ではないと思います。特にその店舗のトップ(店長)と部下との関係性の深さが、スタッフ間の関係性の深さに比例している‥と多くの美容室を見てきて、そう痛感致します。

 また、店長同士の関係性も同じことが言えると思います。

 店長間の関係性の良し悪しは、店長の上司であるマネージャーや社長との関係性で決まると思います。

 社長(マネージャー)と店長との関係性が、店長同士の関係性に影響し、店長対部下の関係性が、スタッフ同士の関係性に影響しているだと思います。

 では、どうすればいいのか?をお伝えさせて頂きますね。

 一般的に店舗数の多い美容室大型店の会議は、『店長会議』という名目で会議が開かれますよね。店長の方々が同じ日,同じ時間に集まることによって、一度に意思伝達ができ、効率的ですよね。

 それはそれで大事な会議ですけど、店長会議では会社やサロンを伸ばすための話がメインになり易いですよね。当然のことと言えば当然ですが‥。

 ですので店長会議ではスタッフ一人一人については、ほとんど話をされないことが多いと思います。

 ですので、店長会議とは別日に、店長一人一人と個別に面談をすることをお勧めいたします。社長でもいいですし、店長を統括するマネージャーでもいいと思います。

 店長と個別に面談することによって、店長自身の将来や現状の課題や悩み等も汲み取ることができますよね。店長の相談役としてのフォローアップがあれば、会社から大切にされている感が出てくると思います。接触機会が店長会議のみの会社とは、雲泥の差が出ると思います。

 また、社長やマネージャーが店長との個別面談で、店長に対して、もっとスタッフとの関わりを深くするように指導しても、実際にはなかなか動けない店長もいますよね。

 そんなときは、部下一人一人を名指しでヒヤリングすることをお勧め致します。

 「Aさんは元気?悩みや課題とかあるの?」とヒヤリングすると、最初は大雑把な返事が返ってきますが、毎回同じ質問をし、また深堀することによって、不思議なことに、部下との関わり方に変化がでてきます。

 「今月のBさんの目標は?達成するために何か取り組んでいるの?」とヒヤリングすると、同じように最初は大雑把な返事が返ってきますが、毎回同じ質問をし、深堀することによって、部下との目標管理がしっかりできる店長に動き方に変わってきます。

 そうなんです。店長会議とは別に、店長との個別面談を有効的に実施すれば、マネージャー対店長、店長対スタッフが、より深く関わるようになりますので、会社全体の人間関係に変化がみられるようになると思います。

 気薄な人間関係から、深い関係性へ‥リーダーを中心にした一体感のあるチームに変貌することになると思います。

 お試しください。

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