貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 131 何をやらせてもできないスタッフ‥どう対応したらいいのか?悩んだ経験ってございますか?part1

 何をやらせても要領よく覚えていくスタッフもいれば、逆に、何をやらせても、デキが悪いスタッフもいますよね。デキが良くても悪くても、大事なスタッフには変わりがない‥とは分かってはいても、あまりにも何をやってもデキが悪いと、業を煮やすこともありますよね。私の若い頃は、我慢しきれず「できないなら、辞めちまえ!」と暴言を吐いたこともありました。(笑)それではリーダー失格ですよね。

 では、できない子は、できないままでいいのか?といいますと、そういうわけではありませんよね。それなりに育成していくことが、先輩上司の仕事ですし、『先輩上司の育成力が上がる良い機会』だと考えましょう。暴言を吐いた私が言うのもなんですが‥(笑)

 できない子を育成するときに、その子が本当にできないのか?を見極める必要があると思います。

 『やってもやっても』できないのか?それとも、『あまりやっていなくて』できないのか? 

 前者の『やってもやっても』できないのは、能力(ポテンシャル)の問題かも知れませんが、『あまりやっていなくて』できないのは、ズボラの問題かも知れませんね。

 能力の問題なのか?、ズボラの問題なのか?によって育成するポイントが変わりますので、その見極めが先ずは大事だと思いますね。

 ズボラの問題であれば、『取り組む量の確認』と『行動管理』の指導を重点的に行うといいと思いますね。

 『取り組む量の確認』は、なぜ必要か?といいますと、『できない子の特徴として、少し取り組んだだけで自分にはできない‥」と判断してしまう』傾向があるからです。ですので、今までどれくらい取り組んだのか?のヒヤリングを丁寧に行い、明らかに足りない場合は、標準的な取り組む量を伝えることが必要になりますよね。できないのは、能力の問題ではないことを伝えることによって、自信をもってもらうように指導することがポイントになります。 

 親が子に「お前は出来ない子だから‥」と、『できないレッテル』を貼って育てると、本当にできない子になってしまうことがあります。「お前は、やればできる!」と、できることを信じてあげることが大事で、それが相手に伝われば、頑張るようになるかも知れませんよね。

 また、『行動管理』ができないことが原因であれば、最初は寄り添って、行動計画を一緒に立ててあげるといいと思います。「お前はやる気がないのか?」と,精神論で責めるよりも、決めたことのスケジューリングを一緒にしてあげて、行動を起こせたらしっかり誉めてあげる‥ことを繰り返しながら、育成していきます。

  自分一人でも行動管理ができるようになるまで、スケジュール管理をサポートしてあげるといいと思います。

 『やってもやっても』できない能力(ポテンシャル)の問題であれば、育成法はガラリと変わります。part2でお伝えしますね。

 

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