貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 183 課題のある部下をそのまま放置してしまう幹部の問題(大型店のお悩みシリーズ)第2弾 一見『店長の自覚の無さ』や『責任感の無さ』が原因に見える!?

 店長なのに課題のある部下をそのまま放置してしまうのは、一見『店長の自覚の無さ』や『責任感の無さ』が原因のように感じます。以前の私ならそう思っておりました。しかし、店長の部下の関わり方や関わる深さは、会社や店長の上司の問題かも知れません。

 第1弾では、店長の仕事を一言で言うならば、『スタッフを育てて、サロンを伸ばす事』だとお伝えしております。スタッフを育てることが本来の仕事なので、一人一人のスタッフをどこまで(どのレベルまで)育てるのか?という育成目標を明確にすることによって、店長の部下への関わり方に変化が出て参ります。もしも、育成目標を明確にするだけで、部下への関わり方が大きく変わるのであれば、部下を放置する原因は、店長の自覚の無さや責任感の無さではなかったことになりますよね。

 第2弾では、店長の部下への関わり方のコツをお伝えしようと思います。  課題のある部下とは、例えば、伸び悩んでいるスタイリストや技術習得が遅れ遅れになっているアシスタント等のことを指しますよね。部下への関わる頻度や深さが変わったとしても、『精神論』だけでは部下は育ちませんよね。

「もっとやる気を出して!」

「目標に対する意識が足りないぞ!」

「もっと集中してレッスンしろ!」

精神論だけで成果が出るほど甘くはないですよね。

 成果を上げようとするなら、具体的な施策が必要になりますよね。

 しかし、伸び悩んでいるスタイリストの特徴として、今までの自分の取り組み方を変えようとしない傾向にあると思います。伸び悩んでいる人の中には、頑張っている人もいます。しかし、今までのやり方をもっと頑張ろうとする方が多い気がします。今までのやり方で頑張っている人は、結果が出ないという事を理解しなければなりませんよね。

 『今までの取り組んだ結果』が『今の現状』ですよね。原因➡結果の法則ですね。

未来の結果を変えたければ、現在の原因作りを変える必要がありますよね。

 結果が変わる原因作りとは、結果を出している人の取り組み方を真似ることだと思います。これに尽きると思います。

 結果を出している人の『人間的魅力』、『スキル』、『サロンワーク』を箇条書きにしていきます。それぞれ最低でも10項目づつくらいリストアップされるといいと思います。

 10項目づつぐらい(計30個ぐらい)リストアップしてみて、伸び悩みスタイリストと一緒に一つづつ確認や検証してみて、どの項目をどれくらい取り組めばいいのか?を明確にします。

 この項目は、結果を出している人のやり方ですから、少なくとも闇雲に考えた取り組み方ではないので、成果が出る確率は高いですよね。

 結果を変える具体的な施策を明確にすることも、店長の大切な仕事ですよね。

 お試しください。

 

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