貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 107 練習は、しているんだけど、集中力に欠けるスタッフ‥どう対応していますか?

  練習中に、ぺちゃくちゃお喋りをしながらだったり、隣のスタッフにちょっかいを出したり、鼻歌を歌いながらだったり、いまいち集中力の欠けているスタッフっていますよね。注意したら、注意した時だけ真面目にして、しばらくすると、また元に戻って騒いでいるスタッフってたまにいますよね。 まるで、学校の自習時間みたいな感じですね。練習をまじめにやっているかどうかを四六時中見張っていなくちゃいけないですかね?(笑)

 一見、手の施しようが無いように思いますが、集中力に欠けるのは、スタッフの性格だけの問題なのでしょうか??

 この現象が起きる要因の1つに、練習をすることが目的になっている風土があると思います。『練習さえしていればいつかはうまくなるだろう!』と心のどこかで思っているからだろうと思います。

『努力はうそをつかない」と言われますが、この考え方が、『努力さえしていれば‥』という考え方になり、上達しない日々が続くのだと思います。

 その原因は、努力(充実感)を目標にしているからだと思いますね。努力を目標にするのではなく、上達(成果)を目標にされた方がいいと思います。

 そうするためには、練習しているスタッフたちに、常に上達目標を与えることさえできれば、自然に練習に身が入り集中力がついてきます。

 具体的には、どうすればいいのか?と申しますと、一週間単位で、上達目標を与えるようにします。

「今週の目標は、技術チェック項目の2番と5番を何分以内で‥」と上達目標を出します。この上達目標さえ達成できれば、今週はもう練習はする必要はありません。仮に、火曜日から練習を始めて、金曜日にクリアーできれば、土、日曜日は、友達と大手を振って遊んでも構わないということです。

 逆に上達目標をクリアーしていなかったら、土日はもちろんのこと居残り練習をするはめになります。(笑)

 土日に友達と遊びたいスタッフは、火曜日の朝練から無口で集中して練習するようになりますよね。

 『練習量を追わせるのでなく、上達を追わせる仕組み』と考えて頂いたらいいと思います。

 この仕組みが上手く稼働し始めると、一週間に1つの上達、1か月で5つの上達が可能になりますよね。

 お試しください。

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