貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 141 『やらされている感による社員の疲弊』の対処法の第2弾!

 社員数が増え、会社が大きくなるにつれて、大型店の大きな悩みの一つとして、『やらされている感』をどう払拭させていくのか?は重要なテーマですよね。その対処法として、vol 140では、幹部会議や店長会議で決まったことを拠点の部下に『丁寧に伝える仕組み』についてお伝えしました。『やらされている感』を少しでも和らげる方法として、スタッフの納得性を得るやり方ですね。

 vol 141では、もう一つ別な対処法についてお伝えさせて頂きますね。

 前回お伝えしましたように、会社が大きくなるにつれ、会社の決め事は、そのほとんどが幹部会議や店長会議で意思決定されるようになりますよね。 ですので、そこで働くスタッフは、ただそれに従うしかありませんよね。

 それでは、例え不満が出ないにしても、心のどこかに、『たまには自分たちの意見も聞いて欲しい?』と思いながら働くスタッフも出てきますよね。

 そこで、『スタッフの意見も取り入れてもらえる仕組み』を取り入れると、スタッフの納得性を得やすくなります。

 具体的には、店長の動きとして、『店長会議が行われる前に、事前にスタッフから意見やアイデアを募集』しておきます。その意見やアイデアを持っって、店長会議に参加するやり方です。

 意見やアイデアの内容によっては、スタッフの個人的な意見の場合もあれば、『○○支店の意見』として発表する場合も出てきます。

 店長会議の終了後には、その意見がどうなったのか?を拠点のスタッフに丁寧に説明していきます。採用される場合もあれば、採用されない場合もあります。例え、採用されなかったとしても、スタッフの個人的な意見が、幹部会議や店長会議で、話し合われた事実が、スタッフの納得性を得ることに繋がります。

 つまり、店長会議や役員会議に参加していなくても、参加しているのと同じ感覚を得やすくなる仕組みですね。

 但し、この仕組みを取り入れるためには、幹部会議や店長会議のテーマが事前に決まっておく必要がありますよね。店長会議に集まってから、議題を告げられるのであれば、この仕組みは当然できませんよね。ですので、年間計画等で、年間のミーティングプランが明確になっている必要がありますよね。

 この仕組みを取り入れることによって、嫌でも年間計画に沿って進んでいくようになりますし、『やらされている感』が払拭されやすくなり、スタッフの納得性も得やすくなりますよね。

 お試し下さればと思います。

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