貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 151 誰かがやるだろう精神の蔓延‥スタッフの責任感の欠如 (大型店のお悩みシリーズ)

 スタッフ数が4人~5人のお店であれば、お互いに協力し合って業務ができていたと思います。ところが、スタッフ数が増え、1フロア10人ぐらいを超えてきますと、自分がやらなくても『誰かがやるだろう!』という精神が蔓延ってくることがあります。フロアにゴミが落ちていても、誰も拾わない‥、営業中トイレが汚れていても誰も掃除をしない‥、手が空いているスタッフがいるのにヘルプに入らない‥等、少人数では起こらなかった現象が起きてくることがあります。

 そんなスタッフに対して、「何で気づかないの!」と注意をしても、一瞬直りますが、しばらくすると、また同じ現象に戻ってしまいます。

 「何で気づかないの!」と注意をしても直らないのは、気づかないのではなく、気づいていても動こうとしないから‥だと思いますね。スタッフ数が増えれば、『自分がやらなくても‥』と気持ちがそうさせているのだろうと思います。大げさに言えば、責任感の欠如かも知れんませんね。

 スタッフ数が少ない時には起こらなかったのは、誰もやってくれる人がいないし、自分がやらないと目立つからだと思います。という事は、そういう状態を意図的に作ればいいのだと思います。

 どうすればいいのかと言いますと、チーム制を取り入れるといいと思います。3人一組のチームでもいいし、5人一組みのチームでの構いません。

1.先ずは少人数のチームに分けます。

2.次にチームごとにセット面を固定化します。

 セット面をチームごとに固定化することによって、チーム専用の店舗を意図的に作ることができますよね。そうすることによって、『自分がやらなくても‥』から『自分がやらなきゃ!』に変わることができますよね。

 セット面以外の共有スペースは、分担制にして、どのチームの担当か?責任の所在をはっきりさせるといいと思いますね。

 チーム制にすることによって、チーム内でのチェックが可能になりますし、セット面を固定化することによって、気づいて動く範囲が小さくなりますので、動きやすくなりますよね。チーム専用のフロアにゴミが落ちていたも、チームのメンバーが必ず拾うようになりますよね。

 ※但し、チーム制を成功させるためには、各チームの責任者同士の関係性が悪いと、上手くいかないことがありますので要注意です。

 人望のある人をチームのリーダーにし、チームリーダー同士、協力しあう姿勢を持っていると、チーム制にした効果が出てくると思います。

 いかがでしょうか?

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?