貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 87 新型コロナの影響で、来店サークルが伸び、売上が極端にダウン‥。今後の先行きが見えない‥とお悩みのリーダーへ!

 2020年から、かつて経験したことのないウイルスによる経営の悪化。原因がはっきりしていても、これといった手立てがない状況で、どれくらい持ちこたえられるだろうか?雇用調整助成金をうまく活用できたとしても、スタッフの自宅待機が増えれば増えるほど、本来のモチベーションまで下がってしまうのでないか?という不安に駆られますよね。

 とりあえず『感染対策』だけは万全にして、お客様に安心してご来店いただくことしかできませんよね。ただ、『感染対策』はどこの美容室でもほぼ取り組んでいるので、『感染対策』をしっかりやれば、売上が上がるということはないですよね。

  だからと言って、悲観的になるよりも、今後どのような方針で取り組めばいいのか?は、検討する余地がありますよね。

 今回の新型コロナの影響で、大きく売上ダウンしているサロンもあれば、同じ地区でも、あまり影響されなかったサロンもあります。その違いは何でしょうか?私は当初は、お客様の年代層の違いかと思っていましたが、どうやらそれだけではないようですね。

 お客様を大きく分類すると、2つに分けることができます。『身だしなみ客』と『おしゃれ客』です。どちらも大切なお客様には変わりはないのですが‥。

 『身だしなみ客』は、来店動機が『伸びたから』サロンにご来られている方々です。特別お洒落を求めているのではなく、いつも小奇麗にしておきたい方々です。

 一方、『お洒落客』は、来店動機が『お洒落にしたいから』サロンにご来店されます。流行りに敏感で、お洒落にお金を使う事に、抵抗感がありません。『お洒落客』は、お金持ちかどうかは関係ありません。学生さんでも、バイトをしてでも、お洒落にお金を使います。逆に、高額所得者であっても、お洒落に関心が無ければ、QBハウスのような低料金サロンに通っている方もいます。

 今回の新型コロナの影響をあまり受けていないのが、『お洒落客』が占めている割合が高いサロンです。『おしゃれ客』は、全員ではありませんが、新型コロナがどうであれ、美容室に行くいことを躊躇しない方が多いからなのでしょう。逆に、新型コロナの影響をモロに受けているのが、『身だしなみ客』の割合が多いサロンです。来店サイクルが伸びているのは、身だしなみ客が多いからかも知れませんね。

 お洒落にお金を多く使っているお洒落に関心のある女性は、全体の14%いると言われています。その14%の『お洒落客』をどれくらい顧客にできているか?によって、来店周期が短く、客単価が高いサロンを維持できるのだと思います。

 新型コロナだけでなく、今後の不況に強いサロンづくりをするためには、『お洒落客』をどれくらいゲットする力があるのか?が鍵だと思います。

 お洒落は、若い層だけがしたいのではありませんよね。40代、50代、60代‥お洒落客は、歳を取ってもお洒落客です。

 今後何を目指すのか?で、迷われているのであれば、お洒落客が通いたいと思うようなサロンづくりだと思います。

 

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