貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 142 幹部会議をオープンに‥『やらされている感による社員の疲弊』の対処法の第3弾!

 大型店ならではの課題の一つでもある『やらされている感による社員の疲弊』の対処法のご紹介。

 第1弾(vol140)は、幹部会で決まったことを『各拠点の部下に丁寧に説明する仕組み』についてお伝えさせて頂きました。

 第2弾(vol141)では、『各拠点のスタッフの意見やアイデアを募ってから店長会議に参加する仕組み』についてお伝えさせて頂きました。

 第3弾(vol142)では、第1弾と第2弾に付け加えての対処法をお伝えいたしますね。

 それは、『幹部会議や店長会議をオープンにする仕組み』です。対処法の第1弾と第2弾を取り組めば、かなりオープンな会社になっていると思いますが、さらにオープンにするためには、幹部会議や店長会議の『会議自体をオープンにする仕組み』です。

 具体的には、幹部会議や店長会議を一般スタッフが傍聴できる制度です。誰でも、希望があれば会議を傍聴することができます。傍聴席を用意して、自由に傍聴することができます。そうすることによって、幹部会議や店長会議では、何が話され、どういうプロセスで決まっていくのか?‥がオープンになりますよね。

 いつも閉ざされた会議でのコソコソ感も無くなり、堂々と会議を公開することによって、経営陣や会社と距離を感じていた社員との関係性を良好にする機会でもあります。

 会議をオープンにすることによって、社員には知られたくない事案等、支障をきたすご心配もおありだと思います。スタッフの悪口とか‥(笑)

 ただ、秘密にし、隠せば隠すほど、経営陣と社員との間に距離が生まれることも事実ですね。

 会社の理念や方針が『お客様に喜んで頂くため‥』や『社員を美容師として幸せにするため‥』という根本的な軸がブレていなかったら、堂々と、誰に見られても公開できる会議になると思います。

 傍聴する制度ですが、基本的には会議での発言はできませんが、第2弾で、スタッフの意見やアイデアを募った際、発案したスタッフが直接熱く自らの口で伝えたい場合などは、『幹部会議で、自分の意見やアイデアのプレゼンテーションする機会を設ける制度』なども、よろしいかと思います。指示待ち店長の意見を期待するより、良いアイデアが出ることもありますよね。(笑)

 新型コロナの影響で、三密を避けたい場合であれば、幹部会議や店長会議を『生』で発信したり、リモートでの参加も可能にすれば、今の時代に合ったオープン会議ができると思います。

お試しください。

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