貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 192 チーム制が生かされない問題 第2弾(大型店の問題点)チームの作り方で生産性が変わる!?

 第一弾では、1フロアのスタッフ数が大人数になりながら、もしもチーム制を敷かなかったら‥?サロンはどんな不具合が起こるのか?ということを理解することが大切だとお伝えいたしました。

 第一弾では、もしもチーム制を敷いていなかったら、アシスタントは、どのスタイリストの、どのお客様のアシストをすればいいのか?に迷い、それを見たスタイリストが、『アシスアタントの動きが悪い!』と、錯覚をししてしまうことがある‥とお伝えさせて頂きました。また、チーム毎にセット面を固定化することによって、より効率的な動きができるようになる‥とお伝えさせて頂きました。

 第2弾では、スタイリストの場合、もしもチーム制を敷かなかったらどんな不具合が起こるのか?をお伝えさせて頂こうと思います。
 チーム制を敷いていない場合は、スタイリストは、どのアシスタントを使っていいのか?が分からない状態になります。
 サロンが混みあっているときなど、アシスタントの取り合いになり、スタイリスト同士、気まずい雰囲気や関係性を悪くすることもあります。また、力関係の弱いスタイリストは、必然的に予約をセーブするようになります。

 そうなんです。チーム制を敷いていなかったら、アシスアタントの取り合いになるか?もしくは、アシスタントを使えるかどうか判断できないので、予約を重ねて取れない‥という問題が起こります。アシスタントはいつも忙しい状態ですけど、暇なスタイリストも出てきます。


 スタイリスト同士で、暇なスタイリストにヘルプを頼めばいいのですが、遠慮してか、頼みたくいないのか?手の空いたアシスタントを探すようになります。(笑)
 これが、生産性を下げてしまう大きな原因になっていることが多いと思います。
 この問題を回避するために、アシスタントを、メインアシスタントと、フリーアシスタントに分けるという方法もあります。ただ、メインアシスタントは固定化されても、結局はフリーアシスタントの取り合いになりますので、根本的な解決には至っていないですよね。

 この問題を認識したうえで、チーム制を導入されると、問題のすべてではないものの、解決されていきます。

 ここで有効的なチーム制の敷き方をお伝えいたします。

 チーム制の組み方ですか、タイリストとアシスタントを組み合わせるのではなく、スタイリストとスタイリストを組み合わせて、その下にアシスタントを付ける組み合わせ方の方が有効的なチームができ上がります。

 指名50万円以下のスタイリストは、名目上はスタイリストですが、半分はアシスタント業務も兼務させると、限りなく生産性が上がります。

 チーム内のスタイリストが別々に予約を取るのではなく、チームで予約を管理するようにします。
 スタイリスト同士、お互いの予約を微調整しながら、スタイリスト同士が連携よくヘルプし合うことができれば、最少人数で最大限の売上を上げることが可能になります。
 スタイリストの数に対するアシスタントの数も、必要最小限で済みますので、必然的に生産性は上がりますよね。
 チーム制にしているのに生産性が悪いのは、スタイリスト同士の根本の連携の形が間違っているからだろうと思います。
 スタイリスト同士の連携が悪いと、アシスタントの数が必要以上に要るようになります。

 また、伸び悩みスタイリストを、売れっ子スタイリストと組ませることにより、売れているスタイリストから多くのことを学び、何よりの成長に繋がっていきます。
 スタイリスト同士の相性の問題もあるかも知れませんが、上手くハマれば、生産性は上がると思います。
 お試しください。


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